WFCからのお知らせ

11月基礎講座を開催
「似島、もう一つのヒロシマ」

12/05/2021
11月つたえる講座ー似島【English below】
 
2021年11月27日㈯
 
WFC Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座11月フィールドワーク「似島、もう一つのヒロシマ」を無事に開催することが出来ました。
ありがとうございました。
 
講師をして下さったのは、子どもの本作家の中澤晶子さん。
 
中澤さんの説明を受けながら、似島が時代と共に担ってきた役割を考えながら、皆さんと歩きました。
 
中澤さんがお話の端々に、色々なメッセージを託してくれたように思います。
「伝える人になってほしい。」・・・今日知ったことを伝えてほしい。誰にでも案内は出来るのです。
「行動を起こしてほしい」・・・違和感を覚えたことを、調べたり、投書したり、それが世の中を動かすこともある。
 
今日参加された皆様の感想をシェアさせて頂きます。
 
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Saturday, November 27th, 2021
 
We were able to hold the November Pass-On Lecture Fieldwork “Ninoshima-island, another facet of Hiroshima.”
Thank you to all who have joined us.
 
The lecturer was Ms. Shoko Nakazawa, Children’s Author.
 
We walked together, listening to her explanation, thinking about the role Ninoshima-island has played throughout history.
 
I felt that she left us various thoughts to ponder on, here and there as she spoke.
“I hope you will be a person who pass-on” …I hope you convey the stories you learned today. Anyone can be a guide.
“I want you to take action”…whenever you question something, learn about them, write a letter. Sometimes, that could lead to changes.
 
Below are some of the comments we have received back from the participants. (Available only in Japanese)
 
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つたえる講座11月アンケート
 
(60代)
有意義な一日となりました。似島の歴史をしっかりと知り、見方が変わりました。知識だけでなく、やはりその場にたち、見て感じて知ることの大切さを実感しました。20歳の母は女子挺身隊の一員として似島に宇品から派遣され負傷者の看護にあたりました。その母の思いを少しでも感じれたように思います。また行って続いている負の歴史を知りたいと思います。ありがとうございました。
中澤先生の本をもっと読みたいと思っています。
感謝いたします。
 
(70代)
初めて似島を訪れた。似島にも多くの被爆者が運ばれたということは何度か目にし、耳にしたが、島の歴史に触れながら歩いたのは初めてのことであった。昨夜夫と似島の話をした時「似島の検疫所の取り組みは世界的にも先駆的なものであったのに、今回のコロナ対策として活かされることはなかった。」と口惜しそうに夫が言った言葉を胸に島を歩いた。
案内してくださった中澤さんも検疫所を始め、桟橋など歴史を語る立札もなく、放置された感じの戦跡に嘆きを語っておられたが、本当に島のあちこちで同じ思いを持った。馬匹検疫所の焼却炉を見た時、アウシュビッツが頭に浮かび、雨に打たれるままの状況に、日本の広島市の行政の、戦の歴史を伝えることへの自覚的積極性のなさを改めて強く感じた。
中澤さんが「日本人は検証しないのですよ。戦争も福島も、コロナも」と言われたが、悲しいことにまったく同感である。これは日本人気質なのか、為政者に問題があるのか。少なくとも何とか変えなくてはならないと自覚した人から声を上げ、行動していくしか突破口は開かれないであろう。
あそこで提案したが今日のWFCの似島フィールドワークから、参加者の声として広島市に望むことを、WFCでまとめて要望書を送ることをしたらどうでしょうか。
似島平和資料館の宮崎さんたちボランティア活動を少しでも支えることができたらと思います。
 
(60代)
以前から一度は訪れたかった似島に、中澤晶子さんの案内でWFCの皆様とご一緒出来て大変有意義な学びをさせていただくことが出来ました。
「似島平和資料館」の宮﨑佳都夫さんにお話をお聞きできたのも大きな収穫になりました。
事前に撮影されたフィールドワークの動画も、当日戴いた資料と一緒に繰り返し拝見することが出来て、とても参考になっています。
ありがとうございました。
今後とも どうぞよろしくお願いします。
 
(70代)
今まで、似島の事について聞いてはいても、焼却炉、桟橋、弾薬庫跡など具体的に位置が分かり漠然として身についない出来事など、実際に見てお話を伺うことでより深まりました。
焼却炉を見た時、アウシュビッツのことがあたまをよぎりました。
色々ありがとうございました。
アンケートにご協力くださった皆様、ありがとうございました。
 
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12月の基礎講座は
「森下先生とともに世界平和巡礼から学ぶ ーアメリカ編ー」
講師:森下 弘 さん
ナビゲーター:服部淳子さん|小松真理子さん
 
12月11日(土)午前 10:00〜12:00
チラシができましたら、改めてお知らせいたします。

「国際フェスタ2021」に参加させていただきました

11/26/2021
国際フェスタ20212021年11月20日 ㈯ 
「第22回国際フェスタ」に参加させていただきました。
 
WFCは「ヒバクシャと共に歩んだバーバラ・レイノルズ」(英語・日本語)という題目で、発表させて頂きました。
参加して下さった皆様に心から感謝申し上げます。
 
私たちがお伝えしたかった事の一つ目は、題目の通り、「ヒバクシャと共に歩んだバーバラ・レイノルズ」というアメリカ人女性がヒロシマにいたこと。
 
二つ目は彼女が作った平和団体「ワールド・フレンドシップ・センター」がヒロシマの地において現在まで存在し、彼女の思いを受け継いで活動していること。
 
三つ目は、現在まで継続してアメリカから館長さんが来日され、ボランティアとして共に活動して下さっていることでした。
 
オンラインでの発表でしたので、みなさんのお顔を見ることができませんでしたが、ヒロシマの地でヒバクシャと寄り添い続けたバーバラ・レイノルズというアメリカ人女性がいたことが皆さんに伝わっていたら嬉しいです。
 
今回の動画は後日、期間限定での公開となるそうですので、情報がわかりましたら、お伝えさせていただきます。
 
今回の発表にお力添え下さいました篠本照明様。そして、主催下さった広島平和文化センター様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
WFCの公式Facebookページで他の写真もご覧いただけます!
 
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On Saturday, November 20th, 2021, WFC participated in the “22nd International Festa.”
 
The title of WFC’s presentation for the event was, “Barbara Reynolds who walked alongside the Hibakusha” which was presented both in English and Japanese.
 
We would like to thank everyone who joined to hear our presentations.
 
The first thing we wished to share was about an American woman in Hiroshima named Barbara Reynolds who, as the title says, “walked alongside the hibakusha.”
 
The second was that there is a peace organization in Hiroshima called the “World Friendship Center” which Barbara founded that is still actively working based on her vision.
 
And the third was about the many Directors who have come to Japan from the U.S. over the years as volunteers to work together with us.
 
Though we could not see your faces, since the presentations were done online, it is our hope that we conveyed the story of Barbara Reynolds, the American woman who continued to walk alongside the hibakusha in Hiroshima.
 
We were told that the recording of the event will be open to the public for a limited time, so once we receive more information about it, we will let you know.
 
We would like to convey our deep gratitude to SHINOMOTO GROUP who gave us technical support and to Hiroshima Peace Culture Center for sponsoring this event.

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー11月

11/16/2021

11月基礎講座チラシー似島、もう一つのヒロシマフィールドワーク「似島、もう一つのヒロシマ」
講師は子どもの本作家の中澤晶子さんです。

*今月の講座のチラシを添付しております。
どうぞお友達にも声をかけていただければと思います!

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 「被爆後のヒロシマからは似島がよ~く見えた」そして「たくさんの、本当にたくさんの被爆者が運ばれたのが、似島なんだ」と被爆者の方が教えてくださった。

今の広島からは、建物に隠れて見えにくい似島。それはヒロシマが復興した証なのだと思う。しかしその陰で、島の方々の思いや、大切な歴史までもが隠れてしまわないようにとも願っています。

今回、子どもの本作家の中澤晶子(なかざわしょうこ)さんに、似島をご案内いただきます。

中澤さんの説明を聞きながら、似島に出会い、似島の声に耳を傾けた時、
私たちは「もうひとつのヒロシマ」に出会えるのかもしれません。

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日時:11月27日(土)午前9:10~13:45 ※マスク着用・時間厳守

定員:先着20名 

集合・解散場所: 広島港宇品旅客ターミナル1階切符売り場周辺

参加費:一般参加者600円 WFC会員500円 学生400円
   (フィールドワーク保険100円を含みます)

申し込み方法:お申し込みフォーム

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【お知らせ】

  • 参考資料は、講座約1週間前に、お申し込みいただいた方にメールでお送り致します。
  • ご参加いただけない方には、事前収録したビデオを後日視聴していただくこともできますので、どうぞご利用ください (費用は同額です)。
  • 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。ご理解の程よろしくお願いいたします。

    以下に該当する方はご参加をお控え願います
  • 37.5度以上の熱や咳、のどの痛みなどの症状がある方や全身倦怠感など体調がすぐれない方。
  • 新型コロナウイルス感染症陽性とされた人との濃厚接触がある方または、過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴及び該当在住者との濃厚接触がある方。

【お支払い方法】

クレジットカード決済はこちらをクリック
 選択項目から(フィールドワーク)を選択ください。

★WFCにて現金でお支払い

★銀行振り込み

広島銀行 
皆実町支店 
普通預金 No.0098421       
口座名義人  特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター 
理事 山根美智子

ゆうちょ銀行
記号 15150
番号 24468111

他金融機関からゆうちょ銀行
店名 五一八 店番 518
預金種目 普通預金
口座番号 2446811

「国際フェスタ2021」にオンライン参加します

11/03/2021

2021国際フェスタチラシ裏ワールド・フレンドシップ・センター(WFC)は、今年の「国際フェスタ2021」(広島平和文化センター主催)に、WFCのイベントとしてオンライン配信により参加します。英語と日本語での発表です。

日時:11月20日(土)14:00 ~ 16:00 (オンライン配信)

事前申し込みが必要です。広島平和文化センターへの申し込み方法については、国際フェスタのチラシをご参照ください。

国際フェスタは、広島在住の外国人や市民に、国際交流・協力、多文化共生に対する理解を深める機会を提供することを目的として、2000年から毎年開催されています。ただし、今年の国際フェスタは、新型コロナウィルス感染拡大防止のため来場数を制限し、イベントの多くはオンライン配信形式により実施されます。

WFCが提供するイベントの内容は、広島市の特別名誉市民でもあるバーバラ・レイノルズの波乱に満ちた人生とWFCとの関わりについて、広く皆さまへアピールする内容です。ご存知のとおり、バーバラは、戦後間もないヒロシマで、ヒバクシャに寄り添い、支援し、共に歩みました。そのきっかけの一つは、ヨットでの家族世界一周航海だったのです。(さて、航海途中で何が起こったのか?)

また今回のイベントでは、現在のWFCの具体的な活動内容を紹介します。特に、WFCに興味を持っていただくために情報発信をしたいと思っております。その一環として、館長夫妻のWFCでの日常活動の様子も紹介する予定です。最後は、お時間が許す限り、皆様からのご質問に答えながら、交流したいと思っています。

私たちWFCのモットーは「一期一会が平和を作る」です。
皆様との出会いを心から楽しみにしております。皆様のご参加をお待ちしております。

WFC未来委員会

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Dear all,

Thank you for your continuous support of WFC.

World Friendship Center is going to take a part in the “International Festa 2021,” sponsored by Hiroshima Cultural Center.

The event will be held online using zoom on Saturday, November 20th from 2 p.m. to 4 p.m., in Japanese and English. Registration is required with the Hiroshima Peace Culture Center. Please see the flier for details. (available in Japanese)

Due to COVID 19, most of the events are planned to be held online this year.

The presentation by WFC is titled, “Barbara Reynolds and World Friendship Center,” in which we will talk about Barbara’s life, full of ups and downs, and how it relates to WFC.

Activities of WFC will be introduced along with the daily activities of the Directors and their experiences in Hiroshima. We wish to have some time for Q&A where we will get to interact with you.

Our motto is “To foster peace, one friend at a time.”
We look forward to meeting you online!
WFC Future Committee

10月基礎講座を開催
「被爆樹木に会いに行く」

11/01/2021
10月つたえる講座ー渡部久仁子さん秋晴れの中、WFC Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座10月フィールドワーク「被爆樹木に会いに行く」を無事に開催することが出来ました。
 
講師の渡部久仁子さん(ANT-Hiroshima理事)には、下見段階からご準備頂き、心から感謝申し上げます。
今回は、7本の被爆樹木に出会うことが出来ました。
 
被爆樹木のことを「76年前に被爆した友人」のように接する渡部さんの“被爆樹木愛”が溢れる2時間のフィールドワークとなりました。
 
ご参加くださった皆さんにも感謝申し上げます。
参加された方の感想をシェアさせて頂きます。
 
On a crisp autumn day, we were able to hold the October Pass-On Lecture Fieldwork “Go and Meet the A-bombed Trees.”
 
A heartfelt thank you to Kuniko Watanabe, a Board member of ANT-Hiroshima, for giving us the lecture and for the preparations beforehand.
 
During the fieldwork, we had the chance to “meet” seven A-bombed Trees.
The two-hour fieldwork was overflowing with Kuniko Watanabe’s love for the A-bombed Trees, where she spoke of them as if they were “friends who were exposed to the A-bomb 76 years ago.”
 
We thank everyone who participated. Below are some of the comments we have received from the participants.
(Japanese only)
 
10月つたえる講座ー集合写真
 
WFC公式Facebookで、もっとフィールドワークの写真を紹介しています。ぜひご覧ください!
For more photos from the fieldwork, please visit the official WFC Facebook page!
 
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(60代)
「被爆樹木に会いに行きましょう」とおっしゃった渡辺さんのガイドで7本の被爆樹木から様々なことを学ばせてもらいました。爆風で枝を失い、高熱に樹皮を焼かれ、放射能で成長を阻害されながらも健気に成長し続けている被爆樹木に対して自然と手を合わせたくなりました。歪んだ樹皮を撫でながらその痛みのようなものが感じられるようでした。木の生命力を損なうことなく助けるという堀口樹木医の方針で様々見えるところ、見えないところに樹木を守る手立てが施されていることも教えていただきました。声高に語らなくてもじわっと いのちを守っていくことの尊さというか 凄さというか 大切さというかそんなあたたかい気持ちがじわっとわいてくるようでした。傷つきながらも再生した植物たちは人間の愚かさを教えてくれているという渡辺さんの言葉が心に残ります。ありがとうございました。
 
(20代)
今まで個人的に被爆樹木を巡ったことがありますが、見方が分からなかったり、どこにあるか分からないものもあったりしたので、今日詳しく聞くことができて良い機会になりました。特に、A,B,Cのタイプについては知らなかったので、新しい学びになりました。渡部様の被爆樹木への愛がとても伝わり、私もこんなふうに語れるようになりたいと思いました。ありがとうございました。
 
(70代)
今週に入って急に寒くなりましたが、今日は久しぶりに皆さんにお会いでき、心豊かなフィールドワークでした。
最初に見た被爆クスノキ、根を地に広く張って、青空にそびえるように伸びている姿に力強さを感じました。そこで一句。
  秋寒や被爆楠天高く
ガイドしてくださった渡辺久仁子さんが「この子 この子」と被爆樹木を呼ぶのを聞いて「被爆樹木を愛しているのだなー」と、すぐに思いました。彼女の最後の話の中で被爆樹木と何度も対面し、語らい、癒され、共生しているという言葉に「なるほど」と頷いたことでした。
マスクの上の目元から「渡辺朋子さんの娘さんであろう」と分かりました。被爆樹木のひこばえがすくすくと成長しているように、朋子さんの平和への願い・活動は、しっかり受け継がれているのだなと心強く思いました。
赤い実をいっぱいつけて、爆心地の方に少し身を傾けて立つクロガネモチ、包帯を体に巻かれながら枝をお堀の水もに映すマルハヤナギ、真っすぐに伸びるはずが、被爆後生き方が分からなくなったように身をねじっているユーカリ、彼ら広島城内の被爆の木々たちも、しっかりその姿を心のシャッターで写しました。
帰りに菊花展で買った友禅菊の一鉢、優しく育ててみようと思います。
 
(70代)
非常にわかりやすい、楽な行程のフィールド・ワークでした。
樹木の「生命力」の素晴らしさ、見るチャンスが今だけかもしれないような樹木に巡り合えてよかったと思います。
残された寿命も限られている樹木とは、被爆者と同じなのですね。
また、それぞれの樹木が自然体で管理されているということにも感動でした。
本当に命ある樹木、触れると暖かかったです。エネルギーが伝わってきました。
素晴らしい講座、ありがとうございました。
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【11月の基礎講座のお知らせ】
 
11月27日㈯
フィールドワーク「似島、もうひとつのヒロシマを歩く」
講師に中澤晶子さん(子どもの本作家)をお迎えし開催いたします。
 
詳細が決まりましたら、お知らせいたします。
沢山のご参加お待ちしております。
 
【November Pass-On Lecture】
 
Saturday, November 27th
Fieldwork “Ninoshima, the Another Side of Hiroshima”
Shoko Nakazawa, an author of Childrens’ Literature, will be the lecturer.
 
Details of the event will be announced at a later date.
We look forward to you joining us.