WFCからのお知らせ

WFC平和公園ガイド学習プログラム開催

06/17/2022

2022平和公園ガイド学習チラシ広島も梅雨入りし、少しずつ蒸し暑さを感じる日も多くなっていますが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

この度WFCでは“平和公園ガイド学習プログラム in English“を開催いたします。これから英語でガイドに挑戦したい!と思われる熱意のある方のご参加を、心よりお待ちいたしております。

チラシをダウンロードする>>

 

【内容】
広島平和記念公園内の約20か所の碑を、英語でガイドが出来るように、一緒に学習します。2022年7月から全8回の予定です。発音については、WFC 館長(ネイティブ)の指導を受けます。【日本語での詳細解説付き】

各回500円(資料代を含む)

 

【場所】
平和文化センター研修室2
(ただし、7月2日のみ留学生会館にて)

 

【スケジュール】
毎月/第1土曜日13:30~15:00(ただし、7月2日のみ10:30~12:00)
第3土曜日10:30~12:00 (8月は第3土曜日のみ)

① 7/2 ㈯ 10:30~12:00
    背景(廣島の歴史、被爆の実相)と数か所の碑について座学
② 7/16 ㈯ 10:30~12:00
③ 8/20 ㈯ 10:30~12:00 
④ 9/3 ㈯ 13:30~15:00
⑤ 9/17 ㈯ 10:30~12:00
⑥ 10/1 ㈯ 13:30~15:00
⑦ 10/15 ㈯ 10:30~12:00
⑧ 11/5 ㈯ 13:30~15:00

 

②~⑧ OST:On the Site Training(現地でのガイド訓練)と次回の資料説明
※尚、諸事情により、日程の変更がある場合がございます。ご了承下さい。

 

【お申し込み】
メール・お電話にて受付いたします。

申し込みの際に、お名前・メールアドレス・電話番号をお知らせください。

電話番号:082-503-3191
メールアドレス:office@wfchiroshima.org

 

WFCピースガイド学習委員会

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー6月

06/10/2022

6月基礎講座チラシー松村真澄さん皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

6月のつたえる講座のお知らせです。

講座資料・参加リンクは、講座開催数日前に申し込みをいただいた皆さまへメールいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー6月

「世界の仲間と『核兵器禁止条約』で進もう」
松村真澄(まつむらますみ)さんにお話しいただきます。

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「核兵器」この言葉の重みを誰よりも知るヒロシマ、そしてナガサキ。

ロシアによるウクライナ侵攻で「核兵器」という言葉が、軽く飛び交わされる度に、被爆地の私たちは心を痛めてきました。これまでヒバクシャの方々が痛みを伴いながら証言を積み重ねてきた「核兵器廃絶」が、全く心に響いていなかったかのように思える毎日が続いています。

それでも尚、「核」の恐ろしさを必死に訴え続けるヒバクシャを前にし、後に生きる私たちは立ち上がらねばなりません。

6月21日~23日にオーストリアのウィーンで開かれる“核兵器禁止条約第1回締約国会議”に参加される松村真澄さん(国際交流NGO ピースボートスタッフ)に、会議直後のウィーンよりオンラインでお話し頂きます。

締約国会議の様子や、ウィーンでの出来事など、お話は多岐にわたる予定です。また、しなやかなお人柄の松村さんのお話が直接聞けることも、とても楽しみにしております。

沢山の皆さんのご参加をお待ちしております。

6月のチラシはこちらからダウンロードしていただけます

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日時:6月25日(土)午前10:00~12:00

形体:オンライン(参加リンクは数日前にお知らせします)

参加費:500円

申し込み方法:お申し込みフォーム

※講座資料・参加リンクは、講座開催数日前に申し込みをいただいた皆さまへメールいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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【お知らせ】

・講座資料・オンライン参加リンクは、講座数日前に、お申し込みいただいた方にメールでお送りいたします。
・ご参加いただけない方には、収録をしたビデオを後日視聴していただくこともできますので、どうぞご利用ください (費用は同額です)。
・止むを得ず中止させていただく可能性もあります。ご理解の程よろしくお願いいたします。

【お支払い方法】

クレジットカード決済

★WFCにて現金でお支払い

★銀行振り込み

広島銀行 
皆実町支店 
普通預金 No.0098421       
口座名義人  特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター 

ゆうちょ銀行
記号 15150
番号 24468111

他金融機関からゆうちょ銀行
店名 五一八 店番 518
預金種目 普通預金
口座番号 2446811

5月基礎講座を開催
「被爆証言を歩く ー梶矢文昭さんー」フィールドワーク

06/09/2022
ご参加くださった皆さんと一緒に、梶矢文昭さん当時6歳が裸足で逃げた道を歩き、追体験しました。
お話下さった梶矢先生には、下見(後日視聴用)の段階から二度も、8月6日のあの日を一緒に歩いて頂きました。ありがとうございました。
 
暑い中ご参加頂いた皆様にも、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
参加くださった皆様の感想(共有可能)を共有させて頂きます。
アンケートにお答え下さりありがとうございました。
 
他写真はWFC公式Facebook
 
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つたえる講座5月アンケート
 
30 代男性
梶矢先生が 8 月 6 日に歩かれた道を辿りながら、その時の記憶を伝え下さるのは本当 に貴重な体験になりました。実際に足を使って進むことで感じる距離感は、その 1 日 を追体験するような思いでした。
77 年経ってもなお鮮明に残る記憶を共有して頂きました。今日学んだこと、自分が感 じた事を次は誰かに伝えていきたいと思います
 
60 代女性
前回に続き、被爆体験者に直に聞く体験談は、核爆弾の脅威を世に知らしめる一番の意義ある事と覚えています。
 
60 代男性
現場だからこそ、感じることもあると思います。
お話は、以前から聞いておりましたが、実際の場所について、その位置関係や景色を鮮明に覚えておられることに、大きな感銘がありました。手書きの絵を見ながら、目の前の景色と重ね合わせることで、その場での思いを、より強く感じることができました。そして、我々聴いている者の方を見ながら、寄り添うように語りかけ、そのお話の内容も、具体的な情景、その方角など、明確に話されていました。伝承者として学ぶ私自身、多くの示唆をいただきました。ありがとうございました。
 
70 代男性
本日はお世話に、なりました。自分の生い立ち、原爆投下にその日の様子をしっかりと、話され感動しました。それと親兄弟の関係、牛田方面へ避難した様子、はだしで歩き、その道の狭いところを避難した様子など、実にこちらに伝わってきました。けがをしたことも忘れ逃げ惑う、これにはびっくり・実は私の父は吉島家刑務所で教育隊に所属し、建物のしたしきになり、江波の陸軍病院に逃げて治療を受け、実家の荘原に帰り、二度と広島に出ることなく、94歳まで我が家を守ることに精一杯頑張って人生を送りました。それも一つの嵯峨・人生です。今日話されたように逃げ惑う様子など父はこれぽっちも、話してくれませんでした。思い出して話したくなかったかも、本当のことは闇の中です。
しかし、自分のとった行動は、文章を残して国立記念館に寄贈!しております。父は19年に結婚し、広島では独り身だったせいで、実家への郷愁も強かったように思います。今日は大変に勉強に、なりました。話し上手で聞き取りやすかったです。また、今後も、被ばく者本人の体験を聞きまいものです。 合掌
 
50 代女性
梶矢さん、今日は貴重なお話を聞かせていただいた上に、追体験させていただく機会を下さり、本当にありがとうございました。当時6歳であったにもかかわらず、今でもはっきりとご自身によって語られるほどの体験が、どれほど私の想像以上のものであったか、改めて実感しました。伝承者としてどれだけ伝えられるか、自信はありませんが、梶矢さんのおっしゃった「三度(たび)許すまじ」という言葉と、その言葉に込められた思いを忘れず伝えていきたいと思いました。また、梶矢さんの健脚に大変驚き、私の
方が元気をいただいたようなものです。いつまでもお元気でいて下さいね。一人でも多くの方に、今日のお話を聞いていただきたいです。本当にありがとうございました。
 
50 代女性
この度はありがとうございました。
梶矢様と一緒に歩き、お話を色々お聞きすることができ、とても良い体験をさせていただきました。
被爆者の方々も少なくなっていかれる中、元気な方も記憶が曖昧になっていかれているという事実も有ると思います。今さらですが、少しでも早く、少しでも多く、このような機会があれば参加させていただきたいと思いました。
 
70 代女性
昨日は、大変お世話になりました。
先生のお話しは、とても分かりやすく心に響きました。それは、絵の力が多きかったことも影響していると思いました。
6 歳のこどもが人の列について裸足であの距離を歩いて逃げられたのに感動しました。 そして、近所のひとに会われたことが、何かあった時に逃げる待ち合わせ場所がわかりお母さんやお父さんに出会える事が出来たことが、何より良かったです。
学童疎開に行っていたお姉さんの「死んでも良いからお母さんと一緒がいいと」という言葉に学童疎開の子供たちの気持ちを垣間見た様なきがしました。
お話を聞くだけでは、わからないことも分かりました。本当に有難うございました。
 
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事前収録したフィールドワークは、いつでも後日視聴が可能です。お申し込みお待ちしてます。

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー5月

05/19/2022

5月基礎講座チラシーFW梶矢文昭さん皆さま、こんにちは。

少しずつ夏が近づいてきていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

5月のWFCつたえる講座は、梶矢文昭さんによるフィールドワークです。

講座資料は、講座開催数日前にお申し込みいただいた皆さまへメールでお送りいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

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WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー5月

「被爆証言を歩く ー梶矢文昭さんー」フィールドワーク

梶矢文昭(かじやふみあき)さんにお話しいただきます。

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廣島とヒロシマと広島と共に、人生を歩んで来られた梶矢文昭さん。

1945年8月6日午前8時15分。

爆心地から約1.8kmの大須賀分散授業所でお姉さんと共に被爆しました。

あの日6歳の文昭くんが、一人裸足で、必死に歩いた道のりを、今年83歳の梶矢さんと共に辿ります。

被爆者ご本人によるフィールドワークは、大変貴重な機会です。

是非、皆様のご参加をお待ちしております。

 

5月のチラシはこちらからダウンロードしていただけます

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日時:5月28日(土)午前10:00-12:00 ※マスク着用・小雨決行

定員:先着15名 

集合場所: 広島駅新幹線口ペデストリアンデッキ

参加費:600円(フィールドワーク保険100円を含みます)

申し込み方法: お申し込みフォーム

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【お知らせ】

・参考資料は、講座の数日前に、お申し込みいただいた方にメールでお送り致します。
・ご参加いただけない方には、事前収録したビデオを後日視聴(費用は同額)していただくことができます。※天候などにより事前収録できない場合はご容赦ください。
・止むを得ず中止させていただく可能性もあります。ご理解の程よろしくお願いいたします。

以下に該当する方はご参加をお控え願います
・37.5度以上の熱や咳、のどの痛みなどの症状がある方や全身倦怠感など体調がすぐれない方。
・新型コロナウイルス感染症陽性とされた人との濃厚接触がある方。


【お支払い方法】

クレジットカード決済

★WFCにて現金でお支払い

★銀行振り込み

広島銀行 
皆実町支店 
普通預金 No.0098421       
口座名義人  特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター 
理事 山根美智子

ゆうちょ銀行
記号 15150
番号 24468111

他金融機関からゆうちょ銀行
店名 五一八 店番 518
預金種目 普通預金
口座番号 2446811

4月基礎講座を開催
「森下先生と”碑”を巡る」フィールドワーク

05/13/2022
「森下先生と”碑”を巡る」フィールドワーク
参加下さった皆様、ありがとうございました。
 
当日、スタッフの時間配分が上手くいかずに、予定の時間が来てしまい、最後までご一緒することが叶わなかった皆さんに、心よりお詫び申し上げます。
 
アンケートを送って下さいました皆様、ありがとうございました。
以下、共有可能とご記入下さった皆様のアンケートです。
 
他写真はWFC公式Facebook
 
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つたえる講座4月アンケート
 
(60代)
ローマ法皇の碑文の文字森下先生のものだったことや、碑を建立する時、原田東岷先生活躍されたことを全く知りませんでした。WFCと関わりのある碑だったのですね。バーバラさんの碑が作られる時の広島市との交渉なども聞き、WFCが広島の平和運動を推進してきていたのだなと思いました。
ローマ法王の言葉「ヒロシマを考えることは核戦争を拒否することです」を核兵器が使われるかもしれない不安な今、丁寧に読み直すことができてよかったと思います。森下先生が戦争や核兵器反対の活動をこれからも「今だからこそ」続けていくことを最後に話された言葉が、ローマ法王の言葉に重なりました。
今の状況に無力感を持つのではなく、できることはあると思いました。
スタッフの皆さん、よい会を企画してくださってありがとうございました。
今日、森下弘先生の魅力に圧倒されました。
 
(60代)
今もなお、核兵器保有で他国を威す戦争が続く中、戦争のない平和をのぞむ訴えは、戦争を直に体験した方のお話しを聞いて、その残忍さを実感することで、強くなる。今日の森下先生のお話しはこれまでになく実地でなされ、克明に、その場を思わせていただけるものでした。今後、このようなお話しをお聞きできないと思っております。貴重なお話しでした。
 
(50代)
人に誘われて参加したので、どんなものなのかあまり知らずに出かけましたが、参加して本当に良かった。悲惨な光景の写真やお話を聞くよりも、はるかにリアルに感じられました。特に、森下さんが被爆直後に意識があったのかなかったのかがわからない、夢を見ているようだった、というお話がリアルに迫ってきました。国泰寺高校の碑の前でお祈りしている森下さんの姿を見て、大勢の同級生や下級生が一度に亡くなったということが、遠い過去の他人事なのに、やはりリアルに感じられました。現場で直接聞くというのは、伝わり方が全く違うものなのだと思わされました。
それから、途中で立ち寄ったさまざまな碑を見ながら、気づかぬところに多くのものがあることを知ることができ、大変貴重な経験になりました。
企画をしてくださった方、森下さんに、感謝申し上げます。
 
(60代)
被爆された方がどんどん少なくなっていっている中、昨日は森下さんの貴重な体験聞かせて頂き、大変有難かったです。しかもどこかの会場でお聞きするのではなく、被爆された現地で直接聞かせて頂けたのは、当時の様子を想像出来、原爆の怖さを知るのに少しでも近づけたのでは、と思います。
「ヒロシマの火 平和への灯」については、左の火のモニュメントしか気づいていませんでした。
バーバラ・レイノルズ記念碑、何度も見ていましたが、森下先生が書かれた字だと初めて知り、「ヒロシマの火 平和への灯」や、ローマ法王平和アピール碑と共に、とても近く感じる様になり、森下さんの思いも深く理解出来るようになりました。やはりフィールドワークの力は大きいと感じます。
新しく知ったことも多く、収穫の多い半日でした。
森下さん、いつまでのお元気で活動続けて頂けたら、と願って止みません。
有難うございました。
 
(70代)
水辺に座り「ここで被爆した友と向き合い、どんな顔をしてるかと聞かれて、皮膚はむけて垂れ下がっていたのを覚えているが、自分はどうだったか分からない」と、その日のことを静かに語られる森下弘さんの話に耳を傾けながら、波紋を繰り返す川面を見つめていた。「人々の叫びやうめきと共に、蚊の大群のワーンという音が襲ってきたんですよ」の言葉に、私はめまいのようなものを感じ思わず後ろの石垣に身を寄せた。77年前の声々が私にも無言の圧となって襲ってくるようであった。
実際の場で体験者の方からじかに聞くお話は、室内で椅子を並べて聞くのとは違った臨場感をもたらした。
それでも時に口元に笑みを浮かべられる時も在り、なんと優しいいいお顔だろうと一息つく思いであった。お母さまが美人であったと書いておられたが、その笑顔を受け継いでおられるのであろう。
絵に添えられた「ヒロシマの顔」の詩や、バーバラさんの碑に書かれた「私もまた被爆者です」などの森下さんの書の力にも触れることができた。
ヒロシマの悲惨から、武力による争いは誰をも幸せにしないし、真の解決にならないことを人間は学ぶべきだし、被爆者の皆さんは一身をかけて訴えて来られたはずだ。
21世紀の今になって「こんなことが起こるとは」と、私たちの毎日を悲しませるロシアのウクライナ侵略という現実のただ中にあって、もう一度「殺すなかれ」の思いを深め、人間のおろかなしわざである戦争に、人間の言葉という武器で立ち向かっていかねばならないと、何度も何度も思いながらのフィールドワークの1日であった。
森下さん、ありがとうございました。しっかり歩かれる姿に励みを頂きました。
森下さんが中学3年生であったあの日、私は愛知の地でよちよち歩きでした。
「もう年だから」なんて言い訳を言っておられませんね。
どうぞ、お元気でお暮らしくださいますように!
 
(60代)
森下弘さんから直接、話を聞くことで、学業ではなく戦争に翻弄されていた当時の学徒の日常を具体的に知ることができました。
「戦闘機のエンジンピストンや銃の研磨、爆撃による家屋の延焼を抑えるための防火帯を造るための建物疎開作業」
「爆撃を受けた際の訓練として、身を伏せる、息を吐く、大気の陰圧から眼球が出るのを防ぐ目的で目を抑える」
また、被爆直後の理不尽に大やけどを負わされた人々の様子と混乱、不安な心境、戦後もトラウマに困惑する気持ち、過去の人類の過ちに重ねて、ロシアのウクライナ侵攻から今後の展開を危惧されていることも聞くことができました。
平和を希求するヒロシマの役割を再認識させられました。
 
(70代)
「森下先生と碑を巡る」
森下先生、大変有難うございました。
印象深かったことなど箇条書させて頂きます。
①先生が大変お元気に歩かれ語られて嬉しかったです。
②鶴見橋下の護岸で被爆当時を語られる誠実な先生の御姿は永久に脳裏に残ります。
③詩「夏になると子供たちは裸がすき・・・・真っ黒こげの幼児がよみがえってくる」とスケッチ「閃光・熱線・瞬間」に強く心を揺さぶられました。
④廿日市高校を1964年3月に卒業しましたが、先生は同年に世界平和巡礼に参加されたのですね。
在校中には原爆・被爆の話をされることはまだ無かったと記憶しています。
⑤参加された方々と話が出来たこと皆様の真剣さが印象的でした。
お世話されたWFC事務局の皆様ありがとうございました。
 
(60代)
とても勉強になりました。ありがとうございました。
現場でお話を伺うことで、体験された事実がより鮮明に迫ってくるような感覚で話にじっと聞き入りました。
当時、訓練を受けていた、目と耳を押さえて息を吐いてその場に伏せるという行為の意味もよく分かりました。原爆時、材木町あたりで、目玉が飛び出してしまった学徒が多くいたと聞きましたが、目を押さえることが間に合わなかったのですね。
ルーテル教会玄関前の原爆の絵について、移設された経緯を聞き残念でなりません。広島に住む市民こそ、惨状を忘れてはならないのに、目にしたくないという声が上がるとは。「忘れない。くりかえすな。」と訴えていくのは広島の使命と思っています。人目につきにくい場所にあるのはとてももったいないことです。
一中の慰霊碑前では、しばらく慰霊碑の前で思いにふけっておられる先生のお姿が印象的でした。「鯉城の夕べ」を生で聞くこともでき、森下先生の青春時代を垣間見させていただくようでした。
ありがとうございました。
 
(50代)
森下先生は、ご自身の被爆後の道のりなどを辿られながら説明してくださいましたが、8月6日にそこにおられた時のことを、(一緒にいた校友のことと共に)頭での記憶(今まで証言してきた言葉を思い出すこと)というよりも、身体の記憶としてよみがえらせることで、体験を少しでも聞く人にきちんと手渡したく思って、そうされているのだろうと、一つ一つの場所をめぐりながら感じました。記憶がはっきりしていることと、曖昧なことが混ざっていて、それがかえって体験そのものを語っていらっしゃるように感じられました。 平和公園の碑巡りをする機会がこれまでに何度かありましたが、今回ご一緒させていただいた所は、初めて訪れるか、通っていてもそれに気をとめたことのなかった所ばかりで、まだまだ自分の知らない原爆を証言している場所がたくさんあることを痛感しました。 貴重な体験ができ、ありがとうございました。 中国新聞の『生きて』の連載とちょうど重なっての講座でしたので、先生の語られるご様子を思い出しつつ続けて読んでいこうと思います。
 
(60代)
森下先生の体験を実際に現地で伺い、その壮絶さをより身近に感じることができました。凛として体験をを語られる先生の姿に、先生の平和に対する揺るぎない決意を感じ勇気づけられました。
国泰寺高校の碑の前では、改めて多くの若い命が失われたこと、二度と同じような犠牲がでることがあったはいけない、と強く思いました。
一中の二年生といえば、その時の担任の先生の判断で、八月六日自宅修練(休み)となり、被爆死を免れたクラスがあったと聞いています。大先輩の先生からこの話を聞いた際、「生徒の生命、安全を守るための最終的な判断を、教員が個人で下さなければいけない時がある。生徒の生命、安全を守ることが教員の最大の義務。それを忘れないように。」と言われたことが、今でも忘れられません。
しかし、戦後助かった生徒さんたちは、自分たちだけが助かった、と負い目を感じて過ごされたのでは、と思います。
森下先生は、この担任の先生の判断をどのように思われているでしょうか? もし、差し支えなければ森下先生の思いを、いつかお聞きしたいなあ、と思いました。
森下先生には貴重なお話をお聞かせいただき、またWFCの方々には貴重な機会を提供していただき、ありがとうございました。