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「一期一会が平和を築く」

ワールド・フレンドシップ・センターは1965年8月7日(広島に原爆が落とされてから20年後)に、
アメリカ人のクエーカー教徒で平和活動家のバーバラ・レイノルズによって設立されました。
ここであらゆる国の人々が出会い、
経験を分かち合い、
平和について語り合うようにとの思いからです。
ワールド・フレンドシップ・センターは、バーバラの意志を受け継ぎ、

広島の人々とこの地にやって来る人々に、次のようなさまざまな活動を提供しています。

Hiroshimaをつ・た・え・る基礎講座

Hiroshima が体験したことを自分の言葉で伝えられるよう共に学ぶ12回講座です。
お知らせや講座の様子などはこちらからどうぞ

第2期の申し込みの受け付けは、定員に達したため、締め切りました

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友愛5月号—松本滋恵さんの韓国PAX報告

05/23/2019

友愛
特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター機関紙

韓国RAXに参加して
松本滋恵


4月30日から5月5日まで韓国PAXに参加しました。この旅行では、通常では参加、訪問しない所に行き、貴重な経験をしました。

まず、毎週水曜日、日本大使館前での慰安婦の抗議集会が行われており、5月1日が水曜日に当たり私たちは参加し、次に、午後、西大門刑務所歴史館に行き、更に2日は日本軍「慰安婦」歴史資料館を見学し「ナヌルの家」においてハルモニに会いました。それぞれ旧日本軍の負の遺産です。

水曜日抗議集会では、始まる前にメソジストの牧師のメッセージと祈りがありました。韓国語が分からないので、何を言っているのか分かりませんでしたが、聖書マタイ5章44節には「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」とあるのに、抗議集会にどのようなメッセージをし、どのように祈るのであろうか理解出来ませんでした。

西大門刑務所歴史館は、日本植民地時代に独立運動家らを収監し、第二次大戦後は韓国政府が使用した獄舎などを保存公開しています。かつて、拷問と死刑が行われた施設です。

ナヌムの資料館では日本人の矢島宰さんが、慰安婦問題を初めて抗議、表明した姜徳景さんの活動のビデオを見せて下さり、彼女が心理ケアーのため絵を描き、その絵を見ました。それぞれの絵は、彼女の心の叫びが表現され、見る者に彼女と共鳴するところがありました。その後、二人のハルモニにお会いしました。二人は同姓同名で歳も同じ93歳との事でした。一人の方は淡々とした表情で語られましたが、心の根幹には何物にも屈せず、貫き通す強い信念がある方だと思い、「何がしたいか、何がしてほしいですか」と伺ったところ「謝罪と賠償だ」と言われました。もう一人の方は屈託のない明るい性格の方でした。

2日の夜、私は謝罪をし、被爆証言をしました。証言の後、質疑応答の時「原爆でひどい目に会っているのにアメリカに謝罪を求めないのか」と言われ、私は「アメリカ人の多くは、原爆によって早く戦争を終わらせたと肯定しています。日本には嫌なものは水に流す、臭い物には蓋をするという諺があり、多くの人は謝罪を求めていません。若い人は日本とアメリカがかつて戦争したことを知らない人もいます。現在の核は広島に投下した原爆の4000倍の威力があり、1発落とすと地球上の半分は放射能に汚染されます。人道上、そのような威力のある物を使用出来ないのに何故保有するのか、核廃絶に向かわなければと運動をしています。」と応えましたが、理解していただけたかどうか分かりません。

韓国には「恨」という文化があり、日本人には理解できないほど憎しみを長期期間持つそうです。しかし、キム・ヨン・ウン氏(『社会心理学』1989)は「韓国民は非常に寛大であり、他人を許し、恨により自分たちの運命を甘受することができる民族である」と指摘しています。どちらも真実なものと思います。韓国の方が戦争の最高責任者の謝罪を希求する気持ちは理解できます。しかしもし、後者のほうを支持している人が多ければ和解の糸口が見えるのですが。現在日韓問題はギクシャクしています。若い人の力でこれからの日韓問題を解決してほしいと念願します。

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友愛5月号—藤本伊織さんの韓国PAX報告

05/23/2019

友愛
特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター機関紙

今回の韓国PAXに参加した感想
藤本伊織


今回の韓国PAXは私にとって初めての海外生活であり、初めての異文化交流でした。このプログラムに参加したことにより私は多くの経験と知識を得ることができました。

まず始めに、韓国の歴史です。今回のプログラムでは主に慰安婦問題について学びましたが、この学習を通して如何に日本が慰安婦問題から目を背けてきたか、そしてそれに対して被害者の方々や遺族の方々がどれほど悲痛な思いを抱いているかを痛感しました。私たち日本人がこの問題に関して全く興味を示さず、教育も受けず、まるで他人事のように捉えていることは相手に対して非常に失礼なことであるため、両国の関係を良好に築けるように私たちは今よりも積極的に関心を持ち、解決に近づけるよう政府に訴えかけなければいけないと感じました。また、松本さんの被ばく証言の質疑応答の時間では、「何故日本人は原爆の件を許しているのか」「謝罪は求めていないのか」など日本人と韓国人の思考の違いを明確に感じることもあり、こういった思考の違いが互いにすれ違いを生じさせている原因でもあると思いました。

次に、韓国の文化です。これは主にホームステイという特別な滞在により一般的なホテル宿泊の観光では得られない経験を得ることができました。例えば、手作りの韓国料理や、地元の方だからこそ知っているお店など、有名な観光地よりもよりローカルで現地の文化に直接触れられるものです。さらに、食事や観光だけでなく、ホストファミリーや現地の方々、子供たちとの会話を通して韓国語という新たな言語もほんの少しではありますが身につけることができました。

最後に、今回のプログラムに参加して一番良かったと思えることは家族が増えたことです。それは私のホストファミリーのことですが、彼らは私のことを初日から温かく迎え入れてくれ、毎日本物の家族のように接してくれ、最終日には「あなたは私たちの家族だから、韓国に来たときはいつでもうちに泊まればいい。」とまで言ってくれました。

これらの経験はすべて普通の観光や旅行では決して得られないものであり、たった6日間という短い期間でしたが、とても濃く有意義な時間で、本当に参加してよかったと思えるプログラムでした。今回このような素敵な機会を与えてくださったWFCの方々や、Peace buildingの方々に心から感謝しています。ありがとうございました。

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友愛5月号—中村圭吾さんの韓国PAX報告

05/23/2019

友愛
特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター機関紙

今回の韓国PAXを参加して
中村圭吾


私は今回の韓国PAXに参加してさまざまなことを学び、有意義な日々を送ることができた。今回の韓国PAXの参加を通して、従軍慰安婦や日本統治下の韓国について学ぶことができた。特に印象的だったことは、四つある。

一つ目は、二日目の午前に日本大使館前で行われた従軍慰安婦像前でのデモだ。当日は、メーデーであったためか、たくさんの人がデモに参加していた。特に多かったのは、学生であった。中には、ジャッキー・チェンの黄色い服を着て、安倍首相の顔写真を貼ったスポンジボールのようなもの殴っていたのが、興味深かった。女子学生や子供連れの女性も参加しており、日本よりも政治に対する関心が強いような気がした。デモでは、ダンスや歌など楽しそうな演出があり、日本よりも楽しそうなデモだったことが驚きであり、面白いと感じた。しかし、子供連れのお母さんがデモに参加しているのを見ると「こんな小さいときから反日感情を抱くような事をしなくてもいいのではないか」と悲しい気持ちになった。また、デモの中に入ると自分は祖国を裏切ったような変な気持ちにもなった。

二つ目は、ナヌムの家に訪問したことだ。ナヌムの家に併設された従軍慰安婦について歴史資料館に見学し、従軍慰安婦について学ぶことができた。そこでは、韓国軍の軍人もおり、私は、少々緊張した。私が驚いたことは、日本人の従軍慰安婦も存在していたことだ。私は、従軍慰安婦といえば、中国人や韓国人というイメージがあったからだ。元従軍慰安婦の方々とお会いする機会があり、いろいろな話を聞くことができた。一人の元従軍慰安婦の「自分が従軍慰安婦だった頃には生まれていないから今の日本人は許せる。謝罪してくれるのはうれしいが今の日本人には、関係ないことだから謝罪されても心は癒えない」という言葉が印象的だった。「安倍首相や昭和天皇に謝罪してほしい」という言葉にどれだけ苦痛を味わったのだろうかと考えさせられた。

三つ目は、景福宮に行ったことだ。私は、韓国の歴史ドラマが好きでよく見ていた。そこで、見ていた歴史建造物を間近で見ることができ、とてもうれしかった改めて韓国の宮殿の素晴らしさを痛感した。ソウル市内や景福宮は二回目の訪問だったが、以前より、黒人や欧米人が多いように感じた。韓国もグローバル化したような気がした。

四つ目は、韓国でのホストファミリーとの交流だ。二日目にはホストファザーにタッカルビとマッコリ、三日目には、サルギョプサルと酒をご馳走になった。そのときに、祖父の話や政治の話をした。ホームステイ先では、韓国の時代劇ドラマや韓国の童謡、韓国の教育事情について学ぶことができた。ホストマザーとは、中国語を少し、勉強したという共通点があり、打ち解けたような気がした。四日目の自由行動ではさまざまな助言をもらい、有意義な四日目を過ごすことができた。

今回のPAXに参加して、私が電車の乗換えを間違え、迷子になり、さまざまな人に迷惑をかけてしまったことをこの場で詫びたい。しかし、いろいろなことを学ぶことができ、有意義なゴールデンウィークを過ごすことができた。カレンからは、南京のサマーキャンプに誘われた。ぜひ参加したと思う。ホストファミリーをはじめ、PAXを受け入れたPEACEBUILDINGの方々、WFCの皆さんにお礼申し上げる。

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