WFCからのお知らせ

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー4月

04/09/2023
4月基礎講座_チラシ
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー4月

フィールドワーク
「被爆作家の碑をたずねて
—峠三吉、原民喜、大田洋子、栗原貞子」

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1945年8月6日午前8時15分。
峠三吉は翠町で被爆、当時28歳。
原民喜は幟町で被爆、当時39歳。
大田洋子は白島九軒町で被爆、当時38歳。
栗原貞子は祇園町長束で被爆、当時32歳。

既に大人であった彼らにとって、その光景は、目にも心にも焼き付いたに違いない。
原爆におうて尚、筆舌に尽くしがたいその出来事を書き残そうとした作家たちの声に、心から耳を澄ます。
後世に生きる私たちに残してくれたその“言霊”は、今の世界に何を思い、何を訴えるのか。
「ちちをかえせ ははをかえせ としよりをかえせ こどもをかえせ・・・」
この叫びが、今も聞こえてくるこの世の中で・・・。

2月に引き続き講師に、広島文学資料保全の会 土屋時子 (つちや ときこ) さんと、河口悠介 (かわぐち ゆうすけ) さんをお迎えし、文学碑をめぐります。碑や作家の説明を頂きながら、それぞれの文学碑の前で、土屋時子さんに一遍の詩を読んで頂きます。

【当日のルート予定】

峠三吉詩碑 → 原民喜詩碑 → 大田洋子文学碑(予定地) → 栗原貞子詩碑 (合計約3.2km)

今月のチラシをダウンロードする>

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日 時:2023年 4⽉22⽇(土) 10:00〜12:00 (集合9:45)

小雨決行 雨天予備日 4月29日(土)

定 員:20名先着順

参加費:1,100円 (保険100円を含む)

集合場所:広島平和記念資料館北側

申し込み方法:お申し込みフォーム
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【お支払い方法】

★講座当日現金でお支払い

クレジットカード決済
※講座開催前日までにお支払いください。

【お知らせ】

  • 体調がすぐれない方はご参加をお控え願います。
  • 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。
    ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2023韓国PAX ワークショップと交流の集い

04/06/2023

2023.05.03_KPAXワークショップあなたは韓国に興味がありますか?

ワークショップと交流の集い 参加費無料

ワールド・フレンドシップ・センター(WFC)では、韓国との間で平和使節交換(韓国PAX)を行っています。2019年は、広島から7人が韓国を訪問しました。新型コロナウイルス感染拡大により、2020年、21年はオンラインで交流を実施しましたが、今年は4年ぶりの対面での交流を実施します。5月1日~5月6日まで、韓国から平和使節のメンバーが広島にやってきます。期間中、韓国からのメンバーの講師により、「修復的正義」のワークショップ及びディスカッションと交流の集いを開催することになりました。この機会に、日本では知られていない「修復的正義」について、ご一緒に学び、交流の時間を持ちませんか。メンバーの所属している韓国平和構築インスティテュート(KOPI Korea Peacebuilding Institute)についての詳細は下記を参照ください。

チラシをダウンロードする>>

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日時:2023年5月3日(水/祝)午前10時~午後4時

定員:先着各部30名

会場:エソール広島 研修室 (広島市中区大手町一丁目2-1 おりづるタワー10階1001)

申し込み:参加をご希望の方はこちらよりお申込みください。

主催:NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター

お問い合わせ:
メール: office@wfchiroshima.org
電話: 082-503-3191 (火曜日~金曜日 午前10:30~午後3:30)

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<第1部>
修復的正義ワークショップ 10時~12時 使用言語日本語(韓国語からの通訳あり)
講師:イ・ヒョンウさん、ユー・ユー・ジスクさん(修復的正義講師)

第1部では、彼等の活動の一つである修復的正義について、韓国での実践の現状について聞き、グループディスカッションを通じて学びます。

<第2部>
交流とディスカッション 14時~16時 使用言語日本語、韓国語、英語

第2部の交流では、小グループで、まず、互いに知ることから始め、その後、自分の住んでいる地域や都市、国の問題やニュースについて話したり、日本と韓国の間にある問題や、時には対立する問題について、話し合い、ディスカッションを通して交流します。

*修復的正義とは:被害者加害者、地域社会が直接対話することで、不正行為によって生じた損害を回復することを目的とする正義の概念と実践方法。

*第1部のみ参加、第2部のみ参加、通しでの参加ができます。

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韓国平和構築インスティテュート(KOPI Korea Peacebuilding Institute)

韓国平和構築インスティテュート(KOPI)は、修復的正義に焦点を当てた教育機関であり、韓国社会をより良く、より安心して暮らせるようにするために、修復的正義に関する講義と実践的なワークショップを行っています。

2001年設立された韓国アナバプティストセンターというキリスト教団体から2011年に独立しました。

KOPIは、修復的正義の考え方を社会の様々な分野に適用するために、修復的正義実践トレーニング、紛争調停者トレーニング、修復的規律トレーニングをテーマとしたワークショップを開催しています。KOPIは、家庭、学校、団体、司法の場、地域社会において修復的正義を普及させるために、新しいプログラムを推進し、資料も出版しています。

2014年、KOPIは韓国修復的正義協会(KARJ Korea Association of Restorative Justice)を設立し、KOPIの研修プログラムを修了した修復的正義実践者同士のネットワークを構築することで、修復的正義の考え方を広めています。

KARJは、修復的正義を社会運動にするために、修復的な学校、修復的な病院、修復的なアパート、修復的な都市など、修復的正義の実践分野に関心を持つ人々や組織が集まり、勉強するためのチャンネルとして機能しています。

また、KOPIは毎年、国際的な修復的正義の学習ツアーを開催しています。KOPIは、修復的正義に関心のある人々を募り、アメリカ、イギリス、カナダなど海外の修復的正義を実践している団体を訪ねる2週間の学習ツアーに参加できるようにしています。同時に、受け入れ側は、韓国で修復的正義がどのように実施されているかを学ぶことができます。

国際的なレベルでは、KOPIはNARPI Northeast Asia Regional Peacebuilding Institute(北東アジア平和構築インスティテュート)と密接な関係にあり、毎年NARPI夏期平和構築トレーニングで修復的正義に関するコースを提供しています。また、KOPIは北東アジアユースピースキャンプの強力なパートナーであり、韓国、日本、中国の中高生を対象としたこのプログラムの指導と実施の両方を支援しています。

3月基礎講座を開催
「97歳が語る満州——末広一郎さんのお話を聞く会」

03/30/2023
3月基礎講座_末広一郎さんWFC基礎講座3月Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座「97歳が語る満州——末広一郎さんのお話を聞く会」を無事に開催することができました。ありがとうございました。
末広一郎さん、そして大阪からお越しくださったご友人の野田邦雄さんにも心から感謝申し上げます。
ご参加下さった皆様からのアンケート(共有可能)をシェアさせて頂きます。
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(50代)
大変貴重な体験談が聴けて、勉強になりました。改めて日本の蛮行の事実も分かり、加害の反省も伝えて行きたいと思います。
(70代)
1,97歳が語る満州、お元気で感情の籠った迫力あるお話に圧倒されました。
2,戦争体験者の言葉は真実・真摯で、直接お聞き出来たことが大きな成果です。私の生き方の手本にもなりました。
3,最も衝撃を受けた写真は「銃剣による刺殺練習に生きた青年を使う」です。戦争になれば人間はこのような残虐行為を出来るのだ。
4,未だに世界で内戦・侵略・虐殺が続いている、人間は本質的に愚かなのだ。政治がダメ、宗教がダメ、私たちは何を子供たちの残すことが出来るのだろうか?
5,戦争、戦いを起こすのは昔から男だ。今日の聴講者の7割以上が女性だ。逆に男性参加者が7割以上でないと、日本の国は昔と変わらない。
(70代)
末広一郎さんの貴重なお話しには圧倒され、随所に感動と共に賛意を覚えました。
例えば、「旧日本軍が満州で行ったことは強盗である。これは開拓団についても同様だ。」との表明は、国に裏切られた自らの苦しい経験にもかかわらず、自己反省と客観的な歴史観に感動しました。また、「敗戦が自明な昭和20年になっても満州に開拓団を送るとは人間ができることではない。」との怒りはもっともで、戦争は鬼の仕業と同じです。昭20年4月19日付の「次官会議決定事項」の国の責任は現時点であっても糺すべきだと思います。
一方、満州開拓は関東軍や一部の政治家の責任のみならず、多くの国民の賛意や扇動もあったのではないかと思います。これらは現在日本の悪弊にも通じることで、同調圧力の酷さ(ポピュリズム)や過去を反省する能力の欠如、また過去の悪事をすぐに忘れる点です。
我々の過去の加害も忘れずに平和を語りたい、と思いを新たにしました。
ご講演に感謝です。ありがとうございました。
(60代)
これまでに満蒙開拓団関連の講演には4,5回参加していますが、今回ほどまとまった資料を基に拝聴したのは初めてです。体験者の生の声、胸中に深く刻まれました。
私の住む安芸高田市からも、たくさんの人々が満蒙開拓団として渡満されました。父にも誘いがありましたが、賢い祖母は断固反対しました。
97歳にして記憶力の確かさに驚きました。本日拝聴できましたこと、ありがたく感じております。
地元の満蒙開拓団関連のことを調べてみたいです。また、シベリア抑留、峠三吉との話など、機会があれば再度拝聴したいです。
お体に気を付けて健康にお過ごしください。
本日はありがとうございました。
(60代)
御歳97歳の末広一郎さん、94歳の野田邦雄さんのお二人から、非常に貴重なご体験とご思索を直接聴くことができ、この講座に参加できたことを非常に有意義に感じ、深く感謝いたします。それとともに、末広さんと野田さんから直接、戦争にまつわる残虐な現実、戦争と侵略がどのように人を変えるのか、人をどう扱うのか、伝えられ、聴いた者・知った者の責任として、どうこの重要な課題に日々対峙し、情報をよく知り、どう戦争・武力紛争・侵略・人権侵害を繰り返さない社会を築いていくのか、さらに真剣に取り組んで行く必要を痛切に感じました。
(60代)
映画「ラストエンペラー」では見えなかった満州のお話を聞いた。いただいた資料も全て読んだ。
25年前に亡くなった伯母が、夫と子ども全てを亡くし満州から引き上げてきたことを、妹である母から聞いていた。最近になって、ソビエトで保母をしていたこと、帰ってきた当時、思想洗脳を受けていたことを聞いた。
しかし、私は、開拓団については何も知らなかった。末広さんは、自分の土地が持てる、徴兵を逃れることができると考えて、希望を持って志願した満蒙開拓青少年義勇隊だったのに、戦争に巻き込まれ、敗戦後シベリアに抑留され、大変な思いをされたのですね。シベリアのお話も,機会があれば聞きたいと思いました。
終戦間際、送り出された義勇隊の話
特攻隊のことを思った。計画を進めた人は、最後まで正しいと信じていたのだろうか。うすうす分かっていても見ない振りをしていたのだろうか。先行きのことが分かっていた人もいたのではないか。分かっていても意見できなかったのか。誰が決断すべきだったのだろう。
渡満しなかった義勇隊のこと
元隊員の方からの証言が出てこないのは、直前に満州に渡り、命を落とした人たちに対して、生き残ってしまった負い目があるからかもしれない。原爆で生き残った人も、助けを求める人を置いて逃げた自分を悔い、恥じて、被爆体験を語れないことがあると聞く。
「万人抗」の話
日本人ではなく、相手が中国人だったから、こんな事ができたのだろうか?大陸で、いくらでも代わりが補充できたからか?人を使い捨てるなど、とんでもないことだ。命が大切にされる世の中であって欲しい。
ロシアとウクライナの戦争。ウクライナ人が死んでいる。ロシアの人も死んでいる。自分が、家族が死ぬ戦争なんて、誰もしたくはないはずなのに。どうすれば、戦争をやめさせることができるのだろう。
まとまりませんが、色々なことを考えました。
機会をいただけたことを感謝します。
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※後日視聴はいつでも受け付けております。
参加費:後日視聴1000円+資料送料代 370円
(資料の在庫がまだございます3/27現在)
申し込み方法:https://bit.ly/3T5kO9E
【お支払い方法】
★クレジットカード決済

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー3月

03/09/2023
3月基礎講座_チラシ
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー3月

「97歳が語る満州——末広一郎さんのお話を聞く会」

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「満州で日本人が何をやったか、語らなければいけんことがまだある。

皆さんは、“万人坑”を知っておられるだろうか?

あんな酷いことを日本人がしたということ。

同じ日本人でありながら、語るのが嫌んなるよのう~。

戦争は恐ろしいよのう~。

戦争は人間を鬼にする・・・。

戦争はしたらいけん。」

 

14歳の時、広島県世羅郡の吉川尋常高等小学校から、たった一人志願して行くことになった満蒙開拓青少年義勇隊。茨城県内原訓練所で3か月間厳しい訓練を受け、ラッパ鼓隊員となり、満州の北方の嫩江(のんこう)訓練所へ。そこから敗戦までの日々、そして、97歳の今の思いを語っていただきます。

また今回は、末広さんのご友人・野田邦雄(のだくにお)さんにも大阪からお越しいただき、満州での経験を併せてうかがいます。

3月の講座チラシをダウンロードする>

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日 時:2023年 3⽉21⽇(火・祝) 10:30〜13:00 (10:00 開場)

定 員:100名先着順

参加費:会場 1,000円 / 後日視聴+資料送料代 1,370円

参加方法:会場・後日視聴

会 場:JMSアステールプラザ 広島市国際青年会館7階研修室

申し込み方法:お申し込みフォーム
 
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【お支払い方法】

★講座当日現金でお支払い

クレジットカード決済 
※講座開催前日までにお支払いください。

【お知らせ】

  • 講座資料は、当日ご来場時にお渡しいたします。
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止策にご協力ください。
  • 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。
    ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2月基礎講座を開催
『グラウンド・ゼロを書く』とユネスコ「世界の記憶」

03/09/2023
2月基礎講座
WFC基礎講座2月『グラウンド・ゼロを書く』とユネスコ「世界の記憶」にご参加下さりありがとうございました。
 
最近の広島における文化周辺の一連の動き…。その中でも大切なものの一つが“原爆文学”ではないかと私は思います。図書館移転…街の木々の伐採…図書の廃棄…そして、はだしのゲン…。様々な動きが慌しさの中に埋もれ、こぼれ落ちることがないようにと今講座では“原爆文学”にフォーカスを当てるため、広島原爆文学資料保全の会様にお願いし、当日を迎えました。
 
講師の成定薫さん、土屋時子さん、広島文学資料保全の会の皆様には、打ち合わせの段階から色々とお力添えいただきました事、心から感謝申し上げます。
 
会の終了後、参加された方からアンケートと共に励ましのお言葉も頂きました、ありがとうございました。ご参加下さった皆様から、アンケート(共有可能)をシェアさせて頂きます。
 
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(70代)
とても良かった 頑張って下さい
今、ウクライナなど原爆を使用されるかも?
世界に広島を訴えましょう
 
(70代)
〇原爆文学作品についての全体像を知ることができました。正田篠枝・太田洋子・竹西寛子なども読み直してみたいと思いました。
〇広島でしか生まれ得ない稀少文学を、保存する文学館も広島にはない、ユネスコ遺産申請にも取り上げようとする姿勢がないという、関係者の関心の薄さに衝撃を受けました。一人一人が声を出し、当局を揺さぶることの重要性を切実に感じます。
 
(60代)
ユネスコの世界の記憶、どのように申請されているか、最近の日本の動きなど、知らないことばかりでした。ずっと前に、広島に文学館を、と願っていた方から、原民喜さんの手帳を実際に見せていただいたことがあります。ぜひ登録されることを願っています。
 
(60代)
成定先生のお話から、日本の文壇における原爆文学の立ち位置を教えられ結構ショックでした。広島にいると、原爆について語ったり、作品を読んだりするのは当たり前。また原爆をあつかった文学作品は日本の誇りと思っていただけに寂しい気持ちです。広島文学館がないのは、広島に自然史博物館がないのと同じく、行政の責任と思います。行政、特に広島市役所(市長を筆頭に)文化度が低いのではないかと思います。なかなか良い講演会でした。ありがとうございました。
追伸:PCのトラブルは全く気になりませんでした。ズームがある場合はどの講演会もトラブル多発ですので。一番良いのは、リンクではなく、最初からパワーポイントだけで資料を並べられると良かったと思います。
 
(60代)
「グラウンド・ゼロを書く」の本を読んだだけではわからなかったエピソードがお聞きできて良かったです。広島に住んでいながら、原爆文学をちゃんと読み込んで来なかったことも思い知らされました。広島に文学館は絶対に必要だと常々思っていましたが、そのためにも、ユネスコ「世界の記憶」登録に向けて、署名集めなど微力ながら協力させて頂きたいと思いました。
 
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今回、お力添えいただきました広島文学資料保全の会のHPより、「世界の記憶」オンライン署名のページをお借りしました。
ユネスコ「世界の記憶」(国際登録)に、「広島の被爆作家による被災直後の資料」を申請します。
これにともない、「世界の記憶」登録実現のため、署名を集めています。また、より多くの方々に知っていただきたい、そして応援していただきたい、という思いから、オンライン署名(@change_jp)も始めました。
 
皆様、署名・拡散のご協力のほど、よろしくお願いいたします。
 
【署名用紙ダウンロード】
 
【オンライン署名ページ】@change_jp