WFCからのお知らせ

2月基礎講座を開催
「被爆証言を聞く ー笠岡貞江さんー」

03/14/2022
2月講座笠岡貞江さん【English below】
 
2022年2月26日㈯
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座2月「被爆証言を聞く~笠岡貞江さん」を無事に開催することが出来ました。
 
辛い被爆体験をお話下さった笠岡貞江さんに、心から感謝申し上げます。また、ご参加くださった皆様にも感謝申し上げます。
 
ウクライナの方々の事を思うと、今日ほど「戦争はしてはいけない。残念で悲しい…」という笠岡さんの言葉を心から重く受け止めた日はありませんでした。
 
参加された皆様の感想をシェアさせて頂きます。
 
他写真はWFC公式Facebook
 
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February 26, 2022 (Saturday)
We were able to successfully hold February’s WFC Pass-On Lecture, “Hearing an A-bomb Testimony: by Ms. Sadae Kasaoka.”
 
We would like to express our sincere gratitude to Ms. Sadae Kasaoka for sharing her painful experience with us. We would also like to thank everyone who joined the lecture.
 
When we think of the people of Ukraine, I cannot think of a day that Ms. Kasaoka’s words echoed louder than today; “There should be no war. It’s a shame and sad…”
 
We would like to share with you some of the feedback from those who joined to hear her testimony. (Japanese only)
More photos on the official WFC Facebook Page
 
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つたえる講座2月アンケート
 
(50代)
伝承者実習の際、笠岡さんの伝承をされる方の講話を聞かせていただきました。その時の伝承者の方にいろいろアドバイスをされているお姿に、戦争や平和に対する思いを大変感じ、この講座を申し込みました。今日の質問のご回答にも、それがとても表れていたと思います。
 
ウクライナ侵攻については、私も非常に怒りを覚えます。戦争という暴力を使って人々を恐怖に陥れていることを、同じ時を生きている人間として許せません。だからこそ、伝承者として暴力を使うのではなく、話し合いで解決していくことを伝えていくべきだと改めて感じました。
今日は本当にありがとうございました。お身体にはくれぐれもご自愛なさって下さい。
 
(60代)
笠岡様、今日は被爆体験を聞かせていただきありがとうございました。岡田さんの伝承実習でご指導いただき、ご縁をいただいていたのでお話を聞けること、心待ちにしていました。幅広く、具体的に心をこめて伝えてくださいました。初めてみる絵もあり、情景が伝わりました。お話を多くきいて、理解を深め、気持ちをくんで、心でつたえる。大切にしたい助言です。これからもよろしくお願いいたします。
 
(70代)
当時の様子をありのままに、普通に聞けたのが良かった。多分、目に余る所は外して語られたのだろうが、それでも良かった。お話し中、動物の話しが出てきた。馬とか犬とかも当然巻き添えになって命を落としている。そういう話しを集めて、WFC で被爆童話のようなのを創作するのは如何ですか。馬って軍馬ですよね。人間の命より尊ばれたという事実もありますし、今は、人間を離れて樹木や、シュモーハウスなどにも関心が行っている。戦争中の上野動物園の毒を盛られるゾウの話もある。人間の戦争の話し以上に胸を打つ。それの原爆版を作るのはどんなもんでしょうか。全体のストーリーを考えたり、調べ物をしたり、挿し絵を描いたり、手分けして作業するのも楽しいと思います。
 
(50代)
今日初めて講座に参加させていただきました。ありがとうございました。
また今日の笠岡貞江さんの貴重なお話も聞けて参加して良かったと思っております。
笠岡さんは自分自身の辛い経験もおありでしょうに、日本も悪いことをしている、相手の気持ちを思いやらなければならないとおっしゃいました。心に残るお話でした。
今私も伝承者になりたく研修を受けております、頑張ろうと思いました。ありがとうございました。
 
(70代)
笠岡様 今日は貴重なお話有難うございました。お話の中で 「いろんな人の話を聞いて 、学んで 自分の中で消化して、自分のものにして伝えて言って下さい。」と言われたのがとても印象的でした。
 
(70代)
〇笠岡貞江様は生年月日から90歳前後のご年齢と推測致しますが、声に力があり、とてもその御歳とは思えませんでした。話したいことを短い言葉で分かり易く例を挙げて説明して下さり、状況が手に取るように理解できました。示して下さった絵も、大変よく丁寧に描かれていて、素晴らしく、また効果的でした。
 
〇黒く全身火傷をされたお父様を最期まで看病され、「ザコバではぐれたお母さんを探してくれ。」とのお父さんの願いを受けて探しに行かれたお兄さんが、似島でお骨と髪が入れた紙袋を手にされたのがお母さんの形見だったというお話は、当時の混乱した現実とは思えない厳しい状況が伺えました。
 
〇笠岡様が最初におっしゃった、「戦争はいけない。人々の命と幸せを奪い市民生活を砕き、社会を滅ぼす戦争は、絶対いけない。」の言葉は、全身から絞り出た強い信念であり、そのお声に力がある理由だとしっかり納得致しました。ますますどうかお元気で、このお話を生の声で、多くの人々に伝えて戴きますようお願い致します。有難うございました。
 
(40代)
とにかく、このコロナ禍の中、講座を開いてくださったWFCのみなさまに感謝申し上げます。また、今回、ピンチヒッターということで、笠岡さんがご講演なされたこと、笠岡さんに、大変感謝申し上げます。久しぶりにお顔を拝見させて頂き、安心しました。お元気そうで何よりでした。
 
ご講演に関しましては、素晴らしいとしか言いようがありません。ご自分の体験をお話されるときの力強さは、体験をなされた被爆者の方しか出来ないと改めて思いました。
 
そして、今まで知らなかったこともお聴きすることが出来ました。その中の一つ、笠岡さんは、県庁にお勤めで、被爆者援助にも貢献された方で、とても優秀な方だと思っておりました。しかし、就職・結婚差別を受けられたとのこと、胸が痛くなりました。確かに、銀行は、差別がひどいものだったと伯父から伺っております。私の義理の伯母は被爆者ですが、被爆者ではない伯父と結婚するとき、祖父が被爆者である一族であっても、家族会議がなされたと父から聞いています。
 
「平和」のご質問に関しましては、「平和だと考えずにすむことが幸せ」だということ、大変勉強になりました。ありがとうございました。伝承活動に関しましては、やはり、被爆者の気持ちを汲んで、語っていくしかないようだと、改めて勉強になりました。私なりに、被爆者の方の思いを伝え続けられるように、日々、精進したいと思います。勉強、語りの練習を重ねます。
 
「愛の心」で、私なりに、頑張っていきたいと思いますので、今後も、どうぞご指導を賜りますよう、よろしくお願い致します。笠岡さん、改めてお疲れさまでした。また、次、元気でお目にかかれること、楽しみにしております。失礼します。
 
(60代)
コロナ禍なので、このようにオンライン講座が開かれることはとてもありがたいです。
10月の研修でもお話を聞かせてもらいましたが、繰り返して言われる「戦争を二度と起こしてはならない」ということを、強い思いを持って伝えていきたいと思います。事実を伝えるだけではなく、自分が共感し、想像して、人の思いに立って感じたことを伝える。難しいことですが、今日のお話で目指す方向の一つが少し理解できました。
 
(60代)
世界では、まだまだ人を殺す残虐な戦争が起こっています。戦争によって、昨日まで同じ屋根の下で暮らし一緒に食事をして苦楽を共にしてきた家族を一瞬にして亡くした経験、その悲しみ苦しみを語ることは今現在の世界中の方の心に響く意義あることです。一人の方が今日のようなお話しを世界中に届けることで世界が平和になることにつながると信じます。
 
(60代)
講座ありがとうございました。初めてのズーム。どうなるか心配でしたが友人にも使い方尋ね無事参加できました。
昨年から伝承者として参加しましたが自身広島出身でないことや距離も遠いので不安もありますが、今回笠岡さまのお話をお聞きし参加への思い新たにできました。
 
印象に残った言葉として「いろんなことを見聞きし理解し自分のものにしていってください。」でした。同世代を生きられてきた方々でも本当に理解が大変なところ私など今からどの程度ことができるのかなど不安材料はいっぱいですが、この問題はずっと続く、ずっと地球にいる我々人間が少しずつ理解し、また他でも起きないようにしないといけない。その思いで、笠岡さまのこの言葉を繰り返し自分のものに少しずつの重ねですがしないとと再確認できました。
 
被爆されて無口になられた笠岡さま。周りによくしてくださる方があられたり、お兄様のお子様によって希望が生まれ、明るくなられたとありました。人はやはり人に接してそしてできればいい方々とのでありでつながっていくと思います。自身もそのいい人かな?またいい人にならないとと感じました。
 
ズーム講座も友人に聞け教えてもらえ繋がりました。小さなことですがこんな繫がりを重ね、証言者の方々の体験は測りしれないことですが周りの方々に伝承していきたいと思います。
 
年齢よりずっとお若く綺麗な笠岡さまでした。負けないよう若く元気で続けたいです。参加の方々の勇気と元気ありがとうございました。
 
(70代)
今回初めて、つたえる基礎講座に参加しました。
笠岡貞江さんの被爆証言も初めて聞かせて頂きました。
資料を提示しながら、被爆前のご家族の様子や、原爆投下後のご自身やご家族について語ってくださいました。 被爆によっていかに多くの人の人生を狂わせてしまったかについて改めて思い知らされました。
 
現在平和関係のボランティア活動をしていますのでいろいろな方の被爆証言を聞くことが出来ればと思います。
また、今後のつたえる講座にも出来るだけ参加させて頂き、広い範囲のお話が伺えるのを楽しみにしております。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
 
(60代)
まずは笠岡さんの平和、戦争撲滅への熱意を強く感じました。戦争が起きてしまうと歯止めが利かず、悲惨な状況、核兵器使用の危機等を回避することに対して無力になってしまうのは、今のロシアの行動を見ていても納得させられてしまうように感じます。どこまで届くかは別としてなんとか止める努力はやるべきだとは思いますが。
 
被爆体験伝承の重要性をあらためて感じます。ただ体験された方々の経験をどう受け止めどう伝えるか、ともすれば表面的になってしまいそうで平和が当たり前の中で育った私にとってはまだ答えがありません。取り組まれている方々の活動に触れさせていただく中で少しずつでも形にしていけたらと思います。また特に日本以外の方に伝えていくにはその国で原爆をどうとらえられているかなど、バックグラウンドをもう少し学ばねばとも感じています。
 
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3月つたえる基礎講座
2022年3月26日(土)10時から
「森下先生とともに世界平和巡礼から学ぶーヨーロッパ・ソ連編ー」
講師 森下弘さん
ナビゲーター 小松真理子さん・服部淳子さん
 
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講座の後日視聴はいつでも受け付けております。よろしくお願いします。
いつでも視聴可能な基礎講座はこちらから
フィールドワークについては事前収録したものになります。
 
☆お申込み、お支払いいただきましたら、視聴リンクをお送りいたします。
お申し込みはこちらから 

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する
ワールド・フレンドシップ・センターの声明

03/10/2022



ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対するワールド・フレンドシップ・センターの声明

 

 

私たちは、ロシア軍がウクライナの人々への攻撃を止め、直ちにウクライナから撤退するよう強く求めます。

 

2022年2月24日、世界が注視する中、ロシア軍が国際法に違反し、ウクライナに軍事侵攻しました。これにより、何百万人ものウクライナ人が国を追われ、ウクライナの住宅街への無差別爆撃によって多くの市民が命を落としました。 また、ロシアが原子力発電所を攻撃した無謀さは、言語を絶するものです。私たちは、この覇権主義的な軍事侵攻を強く非難します。

 

さらに、ロシアのプーチン大統領は、核抑止力部隊を厳戒態勢に移行するように命じ、世界中の人々の未来を脅かす破滅的な戦争へと近づけています。

 

広島の上空で炸裂した原爆を体験した被爆者は、核兵器がもたらす惨状を知っています。 彼らが世界へ訴え続けてきたメッセージは明確です。 約77年前にここ広島で、そして3日後に長崎で起こったことを、二度と起こしてはならないのです。

 

私たちは、核兵器が安全や平和をもたらさないことを知っています。核兵器の脅威が地球上からなくなる日まで、世界中の人々と共に、核兵器廃絶のために協力し訴え続けます。

 

私たちの思いはウクライナの人々と共にあり、この紛争に終止符を打つために声を上げているすべての人々と共に行動します。

 

2022年3月10日
NPO法人ワールド・フレンドシップ・センター
オレゴン州マクミンビル WFCアメリカ委員会
オハイオ州ウィルミントン ピースリソースセンター

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World Friendship Center’s statement against Russia’s invasion of Ukraine

 

 

We urge the Russian troops to stop their attacks on the Ukrainian people and withdraw from Ukraine immediately.

 

On February 24th, 2022, as the world looked on, Russian forces illegally invaded Ukraine.  The war has forced millions of Ukrainians to leave the country and the indiscriminate bombing of residential areas in Ukraine has killed many civilians.  The recklessness at which Russia attacked a nuclear power plant was unfathomable. We strongly condemn this hegemonic military invasion.

 

And even worse, Russian President Vladimir Putin by putting his nuclear weapons arsenal on high alert, is moving the world even closer to a cataclysmic war that could threaten the future of our civilization.

 

Hibakusha, who experienced the A-bomb that exploded over Hiroshima, know the devastation wrought by a nuclear bomb.  Their message to the world is clear.  What happened here in Hiroshima almost 77 years ago, and three days later in Nagasaki, must never happen again.

 

We know that nuclear arsenals do not bring about security nor peace. Until the day the threat of nuclear weapons is eliminated from the earth, we will continue to cooperate and appeal for the abolition of nuclear weapons together with people around the world.

 

Our thoughts are with the Ukrainian people, and we join with all those that are speaking out, to put an end to this conflict. 

 

March 10, 2022
NPO World Friendship Center 

Concurred with by:
American Committee of World Friendship Center, McMinnville, Oregon
Peace Resource Center of Wilmington College, Wilmington Ohio

WFC支援のための
平和コンサート

03/07/2022

peace concert in support of WFC2021年10月に米国オレゴン州のマクミンビル・バプティスト教会で ワールド・フレンドシップ・センターを支援するための平和コンサートが開かれました。

 

Brethren Voices (ブラザレン・ボイシズ)”のエド・グロフが、コンサートの映像に、2019年11月にWFCを訪れたブレント・カールソンが撮影した映像を組み合わせ、プログラムを製作しました。コンサートでは、マイク・スターンとビル・ジョリフの二人のミュージシャンが演奏。

 

WFCにとって、マイク・スターンは過去広島でコンサートを一緒に催したこともあ理、とても馴染みがあります。ビル・ジョリフは、クエーカー教徒によって設立されたオレゴン州ジョージ・フォックス大学の英語教授です。マイクとビルの二人の音楽は、 平和・正義・信仰をテーマにしており、世界で不当な行為が行われているときには共に行動しようと訴えます。

 

私達夫婦はマイク、ブレント、エドとは親しく、かつてビルにも会ったことがあります。このようにコンサートの様子を映像にまとめてくれ、本当に素晴らしいプレゼントをもらいました。また、このようなコンサートを催して、WFCを応援してくださっているマクミンビル・バプティスト教会にも、心より感謝します。このようなイベントを行うには、多くの方のご支援があったこととよく存じていますが、この場を借りて、教会牧師のエリカ・マークスベリーと教会メンバーであるラリーとジョアン・シムズにお礼を申し上げます。エリカと、ラリー&ジョアンご夫妻はWFCの支援団体、WFCアメリカ委員会の理事であり、ご夫妻は2011年から2013年までWFCのボランティア館長も務められました。 

 

このコロナ禍の大変な2年間に、長年にわたるWFCの多くの友人が、溢れ出るようなサポートをWFCにくださいました。我々のモットー“一期一会が平和を築く” や、ワールド・フレンドシップ・センターという名が表わすように、WFCの目指す世界に平和を広めるには、 友達と友情が最も大切な存在です。

 

では、”Brethren Voices (ブレズレン・ボイシズ)”のエド・グロフ制作のコンサート映像をどうぞ。

2月号の“Brethren Voices”で、WFC支援のため10月に行われたマイク・スターンとビル・ジョリフによるコンサートを取り上げています。以下、You-tube からご覧ください。WWW.Youtube.com/Brethrenvoices 

ロジャー&キャシー・エドマーク
ボランティア館長(2019-2022)
ワールド・フレンドシップ・センター

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー2月

02/18/2022
2月基礎講座チラシー笠岡貞江さん寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 
2月のつたえる講座のお知らせです。
 
今月の講座参加リンクは、講座開催数日前に申し込みをいただいた皆さまへメールいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
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WFC Hiroshimaを つ・た・え・る 基礎講座のお知らせー2月
 

「被爆証言を聞く ー笠岡貞江さんー」
笠岡貞江(かさおかさだえ)さんに被爆体験をお話しいただきます。

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「戦争はしてはいけないと、頭ではなく心で理解して、沢山の方に伝えて ほしい。」笠岡さんが子どもたちに伝える思いの一つです。

笠岡さんは、とてもチャーミングで、いつもユーモアに溢れています。

「私はね〜声が大きいからね〜マイクはいらないのよ」と、いつも立って被 爆証言をされます。

証言をされる時、目をつむって話される瞬間があります。
それは、77 年たっても尚、思い出したくない体験を、必死に思い浮かべ、 伝えて下さる姿なのです。

聞く人たちに本気で向き合い、本気で伝えようとしてくださる笠岡さんの 被爆証言を是非、本気で聞いてみてほしいのです。

沢山の皆様のご参加をお待ちしております。

 

2月のチラシはこちらからダウンロードしていただけます

 

※古谷美智子さんによる被爆証言は7月以降の講座に延期となりましたので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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日時:2月26日(土)午前10:00~12:00

形体:オンライン(参加リンクは数日前にお知らせします)

参加費:500円

申し込み方法:お申し込みフォーム

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【お知らせ】

  • オンライン参加リンクは、講座数日前に、お申し込みいただいた方にメールでお送りいたします。
  • ご参加いただけない方には、収録をしたビデオを後日視聴していただくこ ともできますので、どうぞご利用ください (費用は同額です)。
  • 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。ご理解の程よろしくお願いい たします。

【お支払い方法】

クレジットカード決済

★WFCにて現金でお支払い

★銀行振り込み

広島銀行 
皆実町支店 
普通預金 No.0098421       
口座名義人  特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター 
理事 山根美智子

 

ゆうちょ銀行
記号 15150
番号 24468111

 

他金融機関からゆうちょ銀行
店名 五一八 店番 518
預金種目 普通預金口座番号 2446811

1月基礎講座を開催
「広島の戦後復興と新たなアイデンティティの構築」

01/29/2022
1月つたえる講座ー弓狩匡純さん2022年1月23日㈯
 
WFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座1月
「広島の戦後復興と新たなアイデンティティの構築」
 
無事に開催することが出来ました。
講師を引き受けてくださった作家でジャーナリストの弓狩匡純さんに心から感謝申し上げます。
また、ご参加いただいた皆様、後日視聴を申し込んで下さった皆様にも心から感謝申し上げます。
 
この講座が終わった時、「復興」そして「平和」というこの言葉が私の心に残っていました。
それは、当たり前のように「復興」した土地の上に住み、当たり前のように「平和」を享受してしまっている自分に気がついてしまったという感覚かもしれません。
今日参加された皆様の感想をシェアさせて頂きます。
 
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Saturday, January 23rd, 2022
 
WFC Hiroshima January Pass-On Lecture
“Hiroshima’s post-war reconstruction and establishing of a new identity”
 
We would like to express our deep gratitude to Mr. Masazumi Yugari, an author and journalist.
We would also like to thank all the people who have joined to hear the lecture and to those who have signed up to watch the recorded lecture.
 
When the lecture was over, the words “reconstruction” and “peace” remained in my heart.
It may have been my own sense of realization that I am taking for granted the fact that I am living on “reconstructed” land and enjoying “peace.”
Below are some of the comments we received from the participants.
 
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つたえる講座1月アンケート
 
(60代)
とても勉強になり指摘いただきました。
私は被爆二世で朗読ボランティアと伝承をしていますが、気づきながら目をそらせてきたところ、これからの心構えなどをしっかりとこころして進みます。ありがとうございました。
 
(60代)
初めての参加でした。まだ著書を読まないままでの参加でしたが、お話を聞き終わって読みたい気持ちが増してきました。質問も参加者の方の思いを聞くことができて大変参考になりました。
 
(60代)
弓狩さんの今日の講座は分かりやすく興味深かったです。広島の外から中にいては気が付かないことを話してもらいました。
伝承について指摘されたことはこれから伝承者になろうとしている私が常に悩んでいる部分でした。伝言ゲームと言われましたが正にそうですね。被爆者自身がリアルに語る映像がいくらでもある中で伝承の意義は何だろうと悩みながら研修を進めているところです。被爆体験の絵を描くことは一度じぶんの中に入れて咀嚼して表現することだとおっしゃったと思うのですが伝承も同じでつらい体験を自分の中に一度取り入れることなしにはできません。その中のどこを表現するか悩みは大きいです。「被爆体験」の「伝承」という言葉にも惑わされます。切明千枝子さんは「伝えてください。伝える人がいなかったらなかったことになる。忘れられてしまう。」とおっしゃいますが、どう伝えるか、今日のお話は示唆に富んでいました。おっしゃったことを心に留めて、今からも迷いながら悩みながら進めるしかなさそうです。
加害のことについて、広島は加害のメインではないといわれたように受け取ったのですが、第5師団11連隊の加害は主に広島出身の連隊が、マレーシア。シンガポール等で一般市民に対して行った虐殺で、直接広島の加害と言えるのではないかと思います。沼田鈴子さんが原爆を当然のことだと言う東南アジアに度々出かけ加害と被害の話をして信頼を得ていたことを思うと、伝承者はやはり加害のことを学び知っておかなければならないのではないかと思いました。
核兵器禁止条約や、核兵器自体の未来についてのお話は興味深かったです。核兵器を無くした後の核のゴミの処理についても核保有国の重荷になるってこともあるかもと思ったりしました。
ありがとうございました。
 
(60代)
伝承者としての自分の立ち位置について疑問を抱いていた時に今日の弓狩先生の講話はとても参考になりました。ご説明がとても端的でわかりやすく、今後取り組んでいくうえで参考になるお話でした。
また、基町高校の生徒さんの原爆の絵の取り組みも全く同感で次世代の伝承者としての役目を担っていると思います。そして、二冊の本をぜひ読んでみようと思いました。
核禁条約は今後進むだろうというご意見、その理由を嬉しく拝聴しました。ありがとうございました。
 
(70代)
今日のお話しは、著書を読んで受けた印象よりずっと柔軟で且つ論理的だと感じました。私の意見とは異なる点もありましたが、講演内容、質疑応答共にとても良かった。
この講演を起点として議論すべき論点は多々あると感じました。特に、ヒロシマのアイデンティティがターニングポイントにあることは重要な指摘で、多くの平和団体や広島人はひょっとして「茹で蛙」状態にあり、このことの重要性に気づいていない可能性がある。被爆証言の課題指摘も全くその通りと感じました。コロナ禍もゲームチェンジャーです。県外の方の指摘は貴重だと感じました。
 
(70代)
被爆の実相ばかりに目を向けていましたが、戦後復興の意義をしっかりお伝えすることが出来るようになることが大切だと思いました。
2~3年で今の状況ががらりと変わり、世界から広島に来る観光客は、平和を見に、平和の思いをするために来る、わざわざ広島に来るのは、自分の目で見たい、自分でお話を聞きたい人のみで、来客はグッと減ると聞いて、少しショックでした。
核兵器も持っていても使えないもの、使ってはいけないもの、使えないものを維持するのは大変、メンテナンスに膨大な費用がかかる、重荷になってくる、、、遅かれ早かれ消滅する。
福島の事故が、核保有国に恐怖を与えた。いろんな理由で廃絶せざるを得なくなる。
今では、核の傘は死後になっている etc. 面白い発想でした。
広島は、世界で唯一の平和都市である。広島ができること、広島でなければできないことは、色のつかない平和を世界にの訴えることなのですね!
とても分かりやすいお話をありがとうございました。
 
(60代)
復興の広島で育ち、平和教育を受けた私にとって広島人でないと分からないと思われることはあります。
他県の方も同様な思いはあるはずです。
他県の出身で世界を回り、外からみた広島の復興のお話しが聴くことができ、視野が広がったようです。率直に言って、他県の方に広島のことを話していただくことには抵抗がありました。
 
(70代)
事前準備に「平和の栖」の本を読んでいたので大変分かりやすすかったです。
とても参考になりました。
「平和のバトン」も購入して読みました。
今回の内容は、体験伝承者の私にとってとても参考になりました。
次回の講座を楽しみにしております。
有難うございました。
 
(70代)
弓狩氏の今回の講話は大変興味深く参考になりました。7年前から広島に関心を持ち再々広島を訪れ沢山の人にインタビューして「平和のすみか」と「平和のバトン」を書かれたそうですがそのご努力と情熱に頭が下がります。殊に広島の戦後復興の経緯に光を当てて下さった事に感謝します。広島が国際平和記念都市として蘇るまでに多くの方の困難を乗り越える尽力があった事は一般の人々はあまり詳しく知らないと思いますので改めてそれを掘りお越し記録するのは貴重だと思います。浜井市長は良く知られていますが、他の方々は忘れられているのではないでしょうか?
被爆証言のあり方に対するご提言も目から鱗でした。被爆証言が時間的制約もあり8・6の被爆体験に集中限定されるあまりパターン化しているのではないかというご指摘にはっとさせられました。昨年、亡くなった岡田さんが被爆証言をされる時、被爆体験だけでなく海外派遣事業に参加された時の事も話されることに対して被爆者なのだから被爆体験だけ話されれば良いのではという声がありました。しかしながら岡田さんは自分は過去の事だけ話して終わりにするつもりはないと言ってご自分の意志を貫かれました。被爆者一人一人が人間として固有の人生を送っていたのだから被爆前の体験も含めて語る事によってより強く人々の心に届くという説は御もっともです。できれば戦後、廃墟の中で心身ともに傷つきながらどの様に日々を過ごしていたのかその体験も是非聞きたいと思います。十代で被爆された方々がどんどん亡くなり2~3歳で被爆した人や胎内被爆者の方も証言を始めています。彼らは生々しい体験の記憶に欠けているかもしれませんが、戦後の広島で様々な困難に直面しながら生きて来られたのですから立派に被爆証言が出来ると私は考えます。
今回弓狩さんを推薦、紹介して下さった天野達志さんと三村庸子さんに感謝します。
 
(70代)
大変素晴らしい内容であった。
 
(60代)
弓狩先生のお話は、伝承者としてとても参考になるものでした。
ヒロシマの新たなるアイデンティティを模索していかなくてはならないとの考えは、ひとつの指標となることでしょう。
確かに伝承は、伝言ゲームという側面もあると思います。被爆者の記憶をできるだけ正確に伝えることを肝に銘じるとともに、未来に通じる平和運動になるように考えていきたいです。(広島市は、伝承者の伝承者は作らない方針です。そこから、家族伝承者育成の考えが出れ来たのかもしれません。)
ありがとうございました。次回も、楽しみにしています。
 
(60代)
大変わかりやすい講義でした。伝承者養成中に参考になるアドバイスをいただきました。ありがとうございました。
広島市の実施している伝承者養成の仕組みも、開始から10年も経つと事情の変化から見直しが必要です。弓狩様をはじめとする各方面の多くの方からのご意見を、寄せていただきたいです。
「復興」という言葉をきっかけに、広島の取材をはじめられ、その取材力に感心いたしました。浜井市長の著書で知識を得ていましたので、時間帯は限られていますが理解が深まりました。
基町高校の生徒の活動は、以前NHKでも放映があり、証言者・伝承者も使えるようです。広島市の認定以外の伝承活動では、自分も含めて体験を想像しにくい世代に向けての様々な工夫を重ねたいと考えています。
 
(60代)
『平和の栖』を読ませていただき、今回の公演を聞かせていただき、日頃被爆体験伝承者として感じている疑問や迷い、これからの方向性など今一度考え直していく道標となりました。
広島に携われた7年間で『平和の栖』の詳細で膨大な内容を発信してくださった事、本当に感謝いたします。伝承者仲間も、「バイブルとして手元に置いておきたい」と申しておりました。
本当にありがとうございました。
 
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講座の後日視聴はいつでも受け付けております。よろしくお願いします。
視聴可能な基礎講座はこちらのページからご覧いただけます。