WFCからのお知らせ

9月基礎講座を開催
「97歳が語るシベリア抑留ー末広一郎さんのお話を聞く会」

10/06/2022
「94歳が語るシベリア抑留-末広一郎さんのお話を聞く会」にご参加下さり、ありがとうございました。
 
また、97歳という年齢を吹き飛ばすように、ユーモアを交えながら、お話くださいました末広一郎さん。そして遠方から駆けつけてくださり、講座中にはお力添えもいたました娘さんにも心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
講座後には沢山の参加されたみなさんがアンケートをお寄せ下さいました。
共有可能とお答え頂いた方のアンケートを一部ご紹介します。
 
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(60代)
テレビ・新聞・書籍なので断片的な知識はあったのですが、シベリア抑留体験者のお話を直接伺うのは初めてだったと思います。末広さんのお言葉の端々から、抑留の苦しさやソ連軍の横暴さや理不尽な日本軍への怒りとともに、平和への強い思いが伝わってきました。たくさんの資料を準備いただきありがとうございました。「喋るのは苦手ですが、私は印刷屋ですから」にこめた末広さんの意地と仕事への誇りを感じました。
質疑応答の中で、抑留生活を絶えることができたのは、ただただ日本に帰りたいという思いがあったから、こんなところで死んでなるものかという思いがあったからというお話があり、胸を打たれました。
広島・長崎の被爆者と同じくシベリア抑留体験者の数も年々少なくなり、体験の継承が難しくなってきています。こういう貴重なお話を若い人たちにもぜひ聞いてもらいたい、バトンを引き継いでもらいたいと思いました。ありがとうございました。
 
(70代)
末広一郎 様
本日はシベリア抑留の過酷な労働や辛い捕虜生活の体験について貴重な体験をお聞かせ頂き有難うございました。お話の中で紹介された、シベリア抑留地で出会われた高知県出身の方、長野県出身のノモハンの捕虜の方との出会いなど、今では信じられないドラマのような体験も印象的でした。
97歳のお年を感じさせないほどお元気な末広さま、どうぞ体調にお気をつけられてこれからも若い人達に貴重な体験を語り継いでください。本日は、多くの貴重な参考資料も頂きありがあとうございました。ゆっくり読ませて頂きます。
 
(70代)
末広一郎さんの講演をありがとうございました。
末広さん、過酷な体験なのに、笑顔とお元気な声でお話しくださってありがとうございました。平和な世の中・穏やかな生活を心底信じておられると思いました。
戦争がいったん起きてしまうと、人間を人間としてでなく一つの駒として動かすと改めて思いました。人間に人間として対峙すれば、戦争へ借り出すことも、シベリア抑留ということも行われなかったのではないか、明治時代のドイツ人捕虜の日本での扱いなどのことを思いました。戦争はいけないと末広さんの声。真実の声です。あの時代と同じ道を歩もうとしている今の日本。戦争のない、核兵器もない世にと強く思いました。
 
(60代)
今のロシアで起こっている状況を、末広さんがシベリアで体験されたと伺えました。一人間の立場でいうと、あってはならない事です。
プーチン大統領が人間ではないです。
経済格差が大きくなり、貧困問題が戦争を起こす史実を考えても、良き政治が求められます。証言のインパクト強く感じています。
 
(50代)
想像を絶する苦難をもたらす戦争。その戦争の不条理と、言葉に尽くせない苦難の連続を、身をもって体験された末広一郎さんのお声と表情が、心に深く響きました。満州そしてシベリアでのご経験は決して過去のものではなく、現在の私たちと地続きのものです。過去から学び、過去の轍を踏むことなく、人間の生命が尊重され、人類が殺し合いをしたり、傷つけあうのではなく、幸福を享受できる平和な世界を実現するために、末広さんが心の底から声を振り絞り、強く語られた言葉「武器を造ってはいけない。敵を創ってはいけない。武力では問題は解決しない。二度と戦争をしてはいけない。」ーこれを最大限に活かせる道を、その方法を、共に考え、行動して行きたいと思います。本日は、大変重要で貴重なお話をありがとうございました。
 
(60代)
末広さんは、人間の命の輝きとはどのようなものかを体現されている方だと思います。戦争をしないためには、武器を作らない。何と明快なお答えでしょう。末広さんは、生かされた命を200%生きておられます。この方と同時代に生きることの意味、ありがたさ、喜びをかみしめています。まだまだ語っていただきたい、私たちと共に生きていただきたいと切に願うものです。そして、わたしたちも、自分たちの責任を果たしたいと。ありがとうございました!お体を大切にお過ごしください。お作りいただいた貴重な資料、本当に素晴らしいと思いました。厚く御礼申し上げます。

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー9月

08/14/2022

9月基礎講座_末広一郎さんチラシ2表

 
 
いつもより少し早いですが、9月のつたえる講座のお知らせをお送りいたします。
(つたえる講座8月はお休みです。)
 
9月のつたえる講座は、対面で行う予定で定員をもうけておりますので、お申し込みはお早めにお願いいたします。
 
まだ暑い日が続きそうですが、皆さま、どうぞ体調をお大事にお過ごしください。

 

 

 

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WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー9月

「97歳が語るシベリア抑留ー
   末広一郎さんのお話を聞く会」

末広一郎(すえひろいちろう)さんにお話しいただきます。

 

国が始めた戦争には、「始まり」と「終わり」がある。

けれども、その戦争に巻き込まれた人々に、「終わり」はあるのでしょうか。

今年97歳の末広一郎さんにとって、戦争の「終わり」とは?

今回は、末広さんの4年にわたる過酷なシベリア抑留の体験と、

そこから見えてくるものについて、お話をうかがいます。

いまだからこそ知りたい、いまだからこそ考えたい。

みなさん、ぜひご参加ください。

 

9月つたえる講座チラシのダウンロードはこちらから>

※配布済みの紙媒体のチラシに明記してある日付が間違っておりました。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

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日時:9月24日(土)午前10:30~12:30(10:10開場)

会場:エソール広島(公益財団法人広島県男女共同参画財団)
   おりづるタワー10階 広島市中区大手町一丁目2-1)

参加費:500円(当日会場で現金払い・クレジットカード払い)

申し込み方法:お申し込みフォーム

※オンライン参加についてはお問い合わせください。
後日視聴のお申し込みはお受けしていませんので、ご注意ください。
後日視聴が可能になった場合は、後日お知らせいたします。


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【お知らせ】

  • 講座資料は、当日ご来場時にお渡しいたします。
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止策にご協力ください(検温、マスクの着用、手指消毒等)止むを得ず中止させていただく可能性もあります。
    ご理解のほどよろしくお願いいたします。


【お支払い方法】

クレジットカード決済 ※後日視聴は現在受け付けておりません

★講座当日現金でお支払い

イリノイ・ウェズリアン大学からのインターン

07/27/2022

イリノイ・ウェズリアン大学からのインターンーエイジャとローライリノイ・ウェズリアン大学からインターンとして、エイジャ・ゴリデイとローラ・ウェスファルをWFCに迎えました!

 

エイジャは心理学専攻で 日本語を副専攻として取っています。ローラは、グラフィックデザイン専攻で やはり日本語を副専攻しています。そして このインターンシップは卒業前の最終課題の一つです。

 

彼らは、ここに8月13日まで滞在します。学習体験として、平和公園や広島のいろんな場所を訪れ、また英語クラスの方達や理事にも会いました。また、被爆者の証言を聞く機会をもっています。

 

エイジャとローラは、他のプロジェクトにも取り組んでいます。

エイジャは、センターを訪れる方達に、より豊かな経験をしていただく為に、WFCに今飾られている贈答品や美術品にラベルをつける作業をしています。ローラは、自身のスキルを発揮して、WFCのニュースレター「友愛」のロゴマークを改良する作業をしています。

 

彼らに会いに、またお気軽にセンターにお立ち寄りください。

WFC 8.6 Day「被爆者の声を世界へ・・・。」

07/27/2022

 

1945年8⽉6⽇から 77回⽬の原爆の⽇。

ワールド・フレンドシップ・センター創⽴者のバーバラ・レイノルズの思いは⼀貫して
“被爆者の声を世界へ”そして“核兵器廃絶”でした。

しかし、77年たった今も“核兵器廃絶”は達成されていません。

原爆によってお亡くなりになった⽅々に思いを馳せながら、この⽇を⼀緒に過ごしませんか?

8.6のチラシをダウンロードする>


午前中に行われる田中稔子さんによる被爆証言の会は、全て英語のみで行われます。

お申し込みはこちらから:  https://bit.ly/3AFdnyq

被爆証言のチラシをダウンロードする>

 

7月基礎講座を開催
「被爆証言を聞く ー古家美智子さんー」

07/27/2022
7月基礎講座古家美智子さん7月のWFC Hiroshimaを つ・た・え・る基礎講座
「被爆証言を聞く ー古家美智子さんー」にご参加下さりありがとうございました。
 
お話下さった古家さんにおかれましては、早朝から遠方よりWFCまでお越し下さり心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
参加下さった皆様の感想(共有可能)を共有させて頂きます。
 
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(60代)
私は、被爆体験伝承者の研修を受けています。被爆者の方々は、ある程度の月日が過ぎて、ご自身の被爆体験を語られる方が多いですが、被爆者も家族も戦争はまだ続いていることをどなたからも実感しています。
今日は、古家さんの語りはじめられたきっかけとなったことについてお聞きし、私たちが伝えないといけないことは、被爆者の体験だけでなく、その思いであることを知ることができました。
 
(60代)
被爆証言の英語朗読を外国人の方にしています。
8月6日当日、その後の家族の方々の詳細な動きをお話し下さり、かつ被爆者の方が成長する上で体験された事、その時のお気持ちを語って下さったことを大事にしたいと思います。核兵器廃絶運動に効き目があるのは被爆体験者の生のお話しだと信じています。
マツダ勤務の時、アメリカ人の方が返された言葉「パールハーバーを・・」ことは、今も言われます。しかし、真珠湾は軍事施設で一般市民は巻き添えにはなってりません。
今日のお話しで「被害者意識の中からは何も生まれない」という御言葉に感銘を受けました。
 
(70代)
3歳の時に被爆され、常なら記憶に残らないかもしれない年頃の恐ろしい体験として刻まれたのだったと、痛ましい思いでお聞きしました。
私は愛知の空襲は、0歳から1歳でしたから、まったく記憶にありません。ただ3歳の肺炎の時のことは、死の恐怖として残っています。
改めて戦争により幼子を傷つけることは、あってはならないと思いました。
広島へ来て30年、「きっぽ」という言葉を初めて聞きました。そういえば広島に来て間もなくのこと、近所の人たちが集まっているところに近づいていくと「滝さん、来ちゃった」と言われ、来てはいけなかったんだと帰りかけると、びっくりして止められました。広島では普通に「来たよ」という意味合いの表現だと知りました。
ひろしまを伝えることが私にできるか、考えながらの2時間でした。
 
(40代)
オンラインではありますが、直接にお話をお伺いし、大変有り難く存じました。ご体験からの一言ひとことがどんどん過ぎてしまうようで、貴重なときでした。心より感謝申し上げます。
本通りのお店があった場所、被爆された上柳町の場所にも立ちたいと思います。
原爆資料館にご寄贈されたガラス片、もし皆様と拝見できる機会があれば幸いに存じます。
ガラスが刺さって、ということは、話には聞いていましたが、本やテレビで聴くのと、直接にお話を聞くのとではまったく違い、それにしても、想像を絶することですので、私は少しでも自分のなかで受容できるようにと思っております。
まだまだ自分のなかで消化しきれておらず、感想がまとまりませんが、ありがとうございました。古家様、どうかご自愛ください。スタッフの皆様も誠にありがとうございました。