WFCからのお知らせ

10月基礎講座を開催
中川幹朗さんに聴く 2か月連続企画 フィールドワーク「消えた町 記憶をたどり 森冨茂雄さんの足どりをたどる」

10/31/2022
10月基礎講座_中川幹朗さん写真原爆ドーム秋晴れの中、つたえる講座10月を無事に開催はすることが出来ました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
 
また、下見から資料準備まで何度もお力添えくださった講師の中川幹朗さんに心より感謝申し上げます。
ご参加頂いた皆様の感想(共有可能)をシェアさせていただきます。
 
 
 
ーーーーーーーー
 
(50代)
現在平和公園になっていますが被爆前にはたくさんの方が生活し日常を送っておられたことは知っていました。しかしどうしても実感できない、想像しがたい面がありました。今日実際に生活をされていた方々の声を聞かせていただき生き生きとした当時の人々の姿が目に浮かびました。
とても貴重な話ばかり、先生の強い想いも含めて伝えていきたいと思います。
画集も記憶の解凍もゆっくり見ていこうと思います。
ありがとうございました。
 
(60代)
快晴に恵まれた平和公園の美しさ、ゆたかな水をたたえた川の流れが、胸にしみるフィールドワークとなりました。中川さんのおまとめになった様々な方々の記録・記憶が、現地を歩き、説明をうかがうことで、立体化するというか、立ち上がってくる感じでした。誓願寺の池のカメを主人公にしたもの、川底で遺物を探す子どもたちを描いたものなど、中川さんの出されたものから、インスピレーションを得て、いくつかの子ども向けの作品を書くことができた私としては、フィールドワークを実施していただき、さらに理解も深まりました。ありがたく御礼申し上げます。お話の通り、原爆資料館耐震工事の際の、地階遺構は、ほんとうに何らかの形で残しておきたいものでした。残念でなりません。
次回、佐伯敏子さんについてのお話、楽しみにしております。
中川さん、スタッフのみなさま、ありがとうございました。
 
(60代)
核兵器廃絶を訴える上で、一番効力となるのは、実際に原爆を体験した被爆者の声です。だんだん被爆者の数は減っています。今日の講座のように、被爆者に直に聞いたことを、現地に出向かい、かつ残された資料、写真、描かれた絵など使って、原爆がもたらす惨事、家族との別れ等を被爆者に代わって語り継いでいくことことは、今後の課題だと痛感しました。
アプリを使ってフィールドワークをするのもいいですね。ただ、慣れない私には、お話しに集中できなくなることがあるので、気をつけねばなりません。
 
(60代)
レストハウスでの重富さんの街並みの絵の展示を見、ハチドリ舎で本を手にして、絵とともに添えられた文章を読んでいたので、今回の中川さんのお話をお聴きしながら現在の建物の並びに被爆前当時の建物の並びを重ねていました。すると、当時子どもだった森冨さんや友達がこの界隈で自由闊達に遊んでいた姿も見えるようでした。そうした子供時代の大切な思い出を、街もろとも、家族や友だちも何もかもを、一瞬にして失った悔しさ、悲しさがあったからこそ、記憶に強烈に焼き付けられた家並みになったのだと合点がいきました。「陳列館」の展望台からの鳥瞰図になっているのではないか、との説明も印象的でした。
中島地区は、公園ではなく、人々がにぎやかに暮らしていた「地域社会」だったことを確認できました。ありがとうございました。
 
(70代)
今日は秋晴れのフィールドワーク日和、ゆっくり歩くことができました。
被爆の実態を聞くこれまでの回と違って、被爆以前の街の姿、人々の生活が主で、なんかいろいろ想像しながら、懐かしいような思いで聞かせていただきました。
常友寝具店に馬が飛び込んでも、怒らなかったという話に、思わず「うま~い話し!」なんて口に出そうになるなど、当時の人々に触れさせてもらった時間でした。
これからは平和公園の噴水を見ても、そのしぶきの向こうから、当時池だったというその池の周りで遊ぶ子供たちの声が聞こえてきそうな気がします。
ありがとうございました。
 
(60代)
参加させていただいて、本当によかったです。中川さんやスタッフの方々に、準備も含めて感謝いたします。実際にその場に立って、その方々の写真を見せていただきながら、そこに暮らしていた方々のお話をお聞きするなかで、そこに町があったこと、人々が暮らしていたこと、その人々がどのような方々であったかということなど、いままで漠然としていたことが、肌で感じられるような気がしました。ありがとうございました。
 
(70代)
中川さんの当時の中島地区の人を巡ったフィールドワークはその人たちの生活や思いが身近に感じられてとてもよかったです。
準備資料も事前に手にすることができて、中川さんの口から出てくる名前をその場所で確認できました。
いろいろ質問したいことがありましたが、その時間がなくてそこが少し心残りでした。
中川さんの紹介された「消えた鳥屋町」、また中国新聞の発行した少し大きい中島地区の住居地図など欲しいと思いましたが、手に入れる方法を教えて下さるか、次回の時に購入できるようにしていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
 
(70代)
中川講師、スタッフの皆様お世話になりました。
楽しいフィールドワークありがとうございました。かつて中島地区や猿楽町に住んでた方々のエピソードが面白く、長田屋のお好み焼き屋の前を通る度思い出しそうです。
歴史の資料には残らない市民の暮らしがあったこと、本当によくわかりました。
誓願寺には厳島神社の分祠があり、戦前は広島市全域、まちをあげての大祭だった事を聞いたことがあります。
原爆により失われたものまだまだあるのかも知れません。ありがとうございました。
 
(60代)
森冨茂雄さんの画集を初めて拝見した時は、森冨さんの絵の詳細さと驚異的な記憶力に感銘を受けました。どうやったらあれほど詳しい絵が書けるのか、戦後かなり経っているのに何でこれほど記憶が鮮明なのか、不思議でなりませんでした。
今回はフィールドワークで実際にその場所に立ち、中川さんの微に入り細に入る説明を聞くことで、現在と過去が一気に結びついたように思えました。爆心地付近には原爆投下前には平和な営み、ごく普通の(戦時中ではありますが)生活があったこと、それが一瞬にして奪われたこと。これまで知識として「知って」はいましたが、なかなか「感じる」ことができませんでした。
「すずさん」のお話も面白かったです。あの映画はあそこまで細部にこだわって作られていたのですね。お話を思い出しながらもう一度見てみようと思います。
また原爆納骨安置所での中川さんのお話も深く心に残りました。高橋久さんのお話、撤去された碑のお話。素晴らしい企画をありがとうございました。次回のイベントにもぜひ参加したいと思います。
 
(60代)
改めて原爆が落ちる前は、賑やかな町で人々の生活があったんだな、と思いました。それがたった一発の原子爆弾で完全に破壊された、本当に理不尽だと思いました。
私の実家の墓も戦前はこの地域にあり、墓石には被爆の痕跡が残っています。(現在お寺は別の場所に移っています。)
もう一度森冨さんの絵を見直してみようと思います。
中川先生、貴重はお話をありがとうございました

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー10月

10/10/2022
 
10月基礎講座_中川幹朗さん
おはようございます。
急に気温が下がり、冬がもうそこまでやって来ているようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
 
10月のWFCつたえる講座は、ヒロシマ・フィールドワーク実行委員会代表 中川幹朗(なかがわもとお)さんによるフィールドワークです。
 
ーーーーーーーーーーーーーー

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー10月
 
中川幹朗さんに聴く 2か月連続企画
フィールドワーク「消えた町 記憶をたどり 森冨茂雄さんの足どりをたどる」

ーーーーーーーー

2022年秋、たくさんの子どもたちの姿で溢れている広島平和記念公園。

「そこに、にぎやかな町があったこと、生き生きと生きる人たちがいたこと、それが誰かの大切な家族であったこと、 子どもたちにとって心躍る場所であったことを、どうか忘れないでほしい・・・。」
 そんな温かくも切実な思いを感じる、森冨茂雄さんの鉛筆画。

 森冨茂雄さんが心から伝えたかった思いは・・・
“消えた町”を “本当に消えた町”にしてしまうのは、思いを受け取った私たち次第だと思います。

 今回、森冨茂雄さんの画集を携えながら、書かれた場所に立ち、“消えた町”ではなく“息づかいが聞こえる町”として、一緒に心の中に記憶しませんか?

 講師に、中川幹朗さんをお迎えし、森冨さんとの画集制作秘話や、そこに住んでいた人たちとの思い出話、そして「この世界の片隅に」のお話も交えてご案内頂きます。

ーーーーーーーーー

日時:10月29日(土)午前10:00-12:00 ※マスク着用・小雨決行
   (雨天の場合は予備日の11月5日(土)に延期いたします)
 
定員:先着20名 

集合場所: 原爆ドーム北側

参加費:600円(フィールドワーク保険100円を含みます)

申し込み方法: お申し込みフォーム
 
ーーーーーーーーー
 
【画集注文について】

今回のフィールドワークは「消えた町 記憶をたどり 絵と証言 森冨茂雄」の鉛筆画集と共に進めてまいります。こちらの画集をご希望の方は、以下の情報をメールでWFC事務所までお知らせください。
必要情報:お名前、電話番号、メールアドレス、受け取り時期(事前 / 講座当日)日本語版・英語版どちらをご希望か。
日本語版¥2,000/英語版(ファイル付)¥2,500


【お知らせ】

  • 講座資料は、当日お渡しします。
  • ご参加いただけない方には、事前収録したビデオを後日視聴していただくことができます。※天候などにより事前収録できない場合はご容赦ください。
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止策にご協力ください。
    検温、マスクの着用、手指消毒等。体調がすぐれない方はご参加をお控え願います。
  • 止むを得ず中止させていただく可能性もあります。 ご理解のほどよろしくお願いいたします。


【お支払い方法】

クレジットカード決済

★当日現金でお支払い

9月基礎講座を開催
「97歳が語るシベリア抑留ー末広一郎さんのお話を聞く会」

10/06/2022
「94歳が語るシベリア抑留-末広一郎さんのお話を聞く会」にご参加下さり、ありがとうございました。
 
また、97歳という年齢を吹き飛ばすように、ユーモアを交えながら、お話くださいました末広一郎さん。そして遠方から駆けつけてくださり、講座中にはお力添えもいたました娘さんにも心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
 
講座後には沢山の参加されたみなさんがアンケートをお寄せ下さいました。
共有可能とお答え頂いた方のアンケートを一部ご紹介します。
 
ーーーーーーー
 
(60代)
テレビ・新聞・書籍なので断片的な知識はあったのですが、シベリア抑留体験者のお話を直接伺うのは初めてだったと思います。末広さんのお言葉の端々から、抑留の苦しさやソ連軍の横暴さや理不尽な日本軍への怒りとともに、平和への強い思いが伝わってきました。たくさんの資料を準備いただきありがとうございました。「喋るのは苦手ですが、私は印刷屋ですから」にこめた末広さんの意地と仕事への誇りを感じました。
質疑応答の中で、抑留生活を絶えることができたのは、ただただ日本に帰りたいという思いがあったから、こんなところで死んでなるものかという思いがあったからというお話があり、胸を打たれました。
広島・長崎の被爆者と同じくシベリア抑留体験者の数も年々少なくなり、体験の継承が難しくなってきています。こういう貴重なお話を若い人たちにもぜひ聞いてもらいたい、バトンを引き継いでもらいたいと思いました。ありがとうございました。
 
(70代)
末広一郎 様
本日はシベリア抑留の過酷な労働や辛い捕虜生活の体験について貴重な体験をお聞かせ頂き有難うございました。お話の中で紹介された、シベリア抑留地で出会われた高知県出身の方、長野県出身のノモハンの捕虜の方との出会いなど、今では信じられないドラマのような体験も印象的でした。
97歳のお年を感じさせないほどお元気な末広さま、どうぞ体調にお気をつけられてこれからも若い人達に貴重な体験を語り継いでください。本日は、多くの貴重な参考資料も頂きありがあとうございました。ゆっくり読ませて頂きます。
 
(70代)
末広一郎さんの講演をありがとうございました。
末広さん、過酷な体験なのに、笑顔とお元気な声でお話しくださってありがとうございました。平和な世の中・穏やかな生活を心底信じておられると思いました。
戦争がいったん起きてしまうと、人間を人間としてでなく一つの駒として動かすと改めて思いました。人間に人間として対峙すれば、戦争へ借り出すことも、シベリア抑留ということも行われなかったのではないか、明治時代のドイツ人捕虜の日本での扱いなどのことを思いました。戦争はいけないと末広さんの声。真実の声です。あの時代と同じ道を歩もうとしている今の日本。戦争のない、核兵器もない世にと強く思いました。
 
(60代)
今のロシアで起こっている状況を、末広さんがシベリアで体験されたと伺えました。一人間の立場でいうと、あってはならない事です。
プーチン大統領が人間ではないです。
経済格差が大きくなり、貧困問題が戦争を起こす史実を考えても、良き政治が求められます。証言のインパクト強く感じています。
 
(50代)
想像を絶する苦難をもたらす戦争。その戦争の不条理と、言葉に尽くせない苦難の連続を、身をもって体験された末広一郎さんのお声と表情が、心に深く響きました。満州そしてシベリアでのご経験は決して過去のものではなく、現在の私たちと地続きのものです。過去から学び、過去の轍を踏むことなく、人間の生命が尊重され、人類が殺し合いをしたり、傷つけあうのではなく、幸福を享受できる平和な世界を実現するために、末広さんが心の底から声を振り絞り、強く語られた言葉「武器を造ってはいけない。敵を創ってはいけない。武力では問題は解決しない。二度と戦争をしてはいけない。」ーこれを最大限に活かせる道を、その方法を、共に考え、行動して行きたいと思います。本日は、大変重要で貴重なお話をありがとうございました。
 
(60代)
末広さんは、人間の命の輝きとはどのようなものかを体現されている方だと思います。戦争をしないためには、武器を作らない。何と明快なお答えでしょう。末広さんは、生かされた命を200%生きておられます。この方と同時代に生きることの意味、ありがたさ、喜びをかみしめています。まだまだ語っていただきたい、私たちと共に生きていただきたいと切に願うものです。そして、わたしたちも、自分たちの責任を果たしたいと。ありがとうございました!お体を大切にお過ごしください。お作りいただいた貴重な資料、本当に素晴らしいと思いました。厚く御礼申し上げます。

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー9月

08/14/2022

9月基礎講座_末広一郎さんチラシ2表

 
 
いつもより少し早いですが、9月のつたえる講座のお知らせをお送りいたします。
(つたえる講座8月はお休みです。)
 
9月のつたえる講座は、対面で行う予定で定員をもうけておりますので、お申し込みはお早めにお願いいたします。
 
まだ暑い日が続きそうですが、皆さま、どうぞ体調をお大事にお過ごしください。

 

 

 

ーーーーーーーー

WFC Hiroshimaを つ・た・え・る
基礎講座のお知らせー9月

「97歳が語るシベリア抑留ー
   末広一郎さんのお話を聞く会」

末広一郎(すえひろいちろう)さんにお話しいただきます。

 

国が始めた戦争には、「始まり」と「終わり」がある。

けれども、その戦争に巻き込まれた人々に、「終わり」はあるのでしょうか。

今年97歳の末広一郎さんにとって、戦争の「終わり」とは?

今回は、末広さんの4年にわたる過酷なシベリア抑留の体験と、

そこから見えてくるものについて、お話をうかがいます。

いまだからこそ知りたい、いまだからこそ考えたい。

みなさん、ぜひご参加ください。

 

9月つたえる講座チラシのダウンロードはこちらから>

※配布済みの紙媒体のチラシに明記してある日付が間違っておりました。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

ーーーーーーーー


日時:9月24日(土)午前10:30~12:30(10:10開場)

会場:エソール広島(公益財団法人広島県男女共同参画財団)
   おりづるタワー10階 広島市中区大手町一丁目2-1)

参加費:500円(当日会場で現金払い・クレジットカード払い)

申し込み方法:お申し込みフォーム

※オンライン参加についてはお問い合わせください。
後日視聴のお申し込みはお受けしていませんので、ご注意ください。
後日視聴が可能になった場合は、後日お知らせいたします。


ーーーーーーーーー

【お知らせ】

  • 講座資料は、当日ご来場時にお渡しいたします。
  • 新型コロナウイルス感染拡大防止策にご協力ください(検温、マスクの着用、手指消毒等)止むを得ず中止させていただく可能性もあります。
    ご理解のほどよろしくお願いいたします。


【お支払い方法】

クレジットカード決済 ※後日視聴は現在受け付けておりません

★講座当日現金でお支払い

イリノイ・ウェズリアン大学からのインターン

07/27/2022

イリノイ・ウェズリアン大学からのインターンーエイジャとローライリノイ・ウェズリアン大学からインターンとして、エイジャ・ゴリデイとローラ・ウェスファルをWFCに迎えました!

 

エイジャは心理学専攻で 日本語を副専攻として取っています。ローラは、グラフィックデザイン専攻で やはり日本語を副専攻しています。そして このインターンシップは卒業前の最終課題の一つです。

 

彼らは、ここに8月13日まで滞在します。学習体験として、平和公園や広島のいろんな場所を訪れ、また英語クラスの方達や理事にも会いました。また、被爆者の証言を聞く機会をもっています。

 

エイジャとローラは、他のプロジェクトにも取り組んでいます。

エイジャは、センターを訪れる方達に、より豊かな経験をしていただく為に、WFCに今飾られている贈答品や美術品にラベルをつける作業をしています。ローラは、自身のスキルを発揮して、WFCのニュースレター「友愛」のロゴマークを改良する作業をしています。

 

彼らに会いに、またお気軽にセンターにお立ち寄りください。