2018

友愛11月号 — 天野達志さんのアメリカPAX報告

友愛
特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター機関紙

 

アメリカPAX 2018

天野達志

 

この度、PAX-USA 2018 に参加させていただきました。

今年4月、WFCの山根理事長より、「『父と暮せば』の一人芝居をアメリカでやってみないか」とのお声がけを頂いたのが始まりでした。英語字幕付きの公演を、既に館長ご夫妻をはじめ、WFCの方々にも観て頂いていましたので、是非やらせて頂きたいとの思いでお受けしました。日本の代表的な劇作家、井上ひさしが描いた、広島の原爆をテーマにしたこの物語を、アメリカの地で上演するという、大変貴重な機会を頂きました。「英語力の殆ど無い私が、果たして務まるのだろうか」という心配はありましたが、PAXメンバー(三村さん、西井さん、田城さん)の強力なサポートのおかげで、4会場でのパフォーマンスを全て大成功で終えることが出来ました。お力添えを頂いた皆様に心より感謝申し上げます。

ツアーでは、どの地でも、出会う方々みなさんに暖かく迎え入れて頂き、多くの方々のご支援を頂きました。イリノイ州エルジンのブレザレン教会での公演(9/19)では、ダンさんが、本番ぎりぎりまで、機器の調整に奔走して下さいました。ブルーミントンのウエスレアン大学(9/20)では、ジョシーさんが中心者となって動かれ、大学の先生にも通訳でお世話になりました。会場が、笑いと涙に包まれ、スタンディングオベーションを頂きました。ご来場のレイモンド・G・ウイルソン氏と昭子さん御夫妻から、被爆後の広島のパノラマ写真を3部頂きました(写真は後日、デイトン国際平和美術館とアリス・ラムセイヤーさん、WFCにお届けしました)。オハイオ州ウィルミントン大学(9/25)では、ピース・リソース・センターのタニヤさんに、脚立に登って、会場の照明をセットして頂くなど、大変お世話になりました。宿泊させて頂いたスナイダー氏ご夫妻や地域の皆さん、大勢の学生さんが観に来られました。ブラフトンのファースト・メノナイト教会(9/27)でも、地域コミュニティーの皆様が大勢いらっしゃいました。バーブさんの弟・ケンさんも来られました。89歳の誕生日を迎えられたアリスさんは、益々お元気で、私たちに細やかなお気遣いをして頂き、大変お世話になりました。

今回のツアーを振り返り、行く先々で出会った人たち、案内をして頂いた方々、暖かく迎え入れてくださったホストファミリーの皆さん、会場に足を運んでくださった方々、PAXメンバーの一人ひとりに、改めて感謝申し上げます。そして、このような貴重な機会を授けて頂いたWFCの皆様に、重ねて御礼申し上げます。ありがとうございました。

今回のツアーでの体験を、平和のメッセージを伝える公演活動に活かして参ります。広島と長崎に落とされた原爆の実相や、WFCを創られたバーバラ・レイノルズさんはじめ、核廃絶・世界平和に取り組んだ方々の歴史をさらに学び、伝えて参ります。今後とも宜しくお願い致します。

ありがとうございました。

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友愛11月号 — 三村庸子さんのアメリカPAX報告

友愛
特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター機関紙

 

アメリカPAX報告

三村 庸子

 

6月末の公募を見て応募しました。メンバーに選んで頂いてこの度参加できたことは私にとって得がたい貴重な経験となりました。アメリカでは4ヶ所訪れましたが個人旅行では到底成しえなかった、たくさんの方とお会いすることが出来、また沢山の場所を訪問できました。これはひとえにWFCがそれぞれの機関と培ってきた歴史のおかげだと痛感しました。行く先々で暖かく迎えていただき、コミュニィティーの結びつきの強さを感じました。また、綿密な準備に力を注いでくれたそれぞれの地でのオーガナイザーの方達、WFCのPAXコミティーの方達のおかげだと感謝しています。

1番初めに訪れたのはシカゴから西北に位置するElginでした。ダンさんに依るとここはブレズレン(平和主義の教会の1つ)の本部で、かつてはブレズレンの出版業務部門として発展しました。こちらではシー・カウボーイの本も出版しました。今では、多くの業務のうちここで数週間のトレーニングをへてボランティアを国内・国外に送りだしています。現在の館長夫妻はこちらのBVS(ブレズレン・ボランティア・サービス)を経て広島のWFCに来られました。

イリノイ・ウェズレイアン大学では昨年6月にインターンとしてWFCに8週間いた ジョージーがリーディング・オーガナイザーを務める大学の国際平和デーに参加しました。9月21日の国際平和デーに合わせて国際平和カンファランスデーを20日から22日まで開催しており、私たちは初日から7つのクラスビジットをしました。クラスでは自己紹介のあと質疑応答があり、クラスや学生の考えを知るいい機会にはなりました。この大学ではヒロシマについてよく学んでいるという手ごたえがありました。質問の内容は、ネイティブでない私にとってその場ですぐ返せるものばかりではなく、質問がクラスビジットで有ることを認識していれば、ある程度想定して考えをまとめておきスムーズに話が出来たと反省しています。満足のいく答えを返せなかったという思い、力不足を痛切に感じました。

私のプレゼンの内容はWFCの紹介と自分のピースガイドを通し、無辜の市民(夫の身内も含め)が原爆被害を受けた話をしました。6時半から、パネルとディナーという形で、私の後はハンク・キャンベル氏でパレスチナとイスラエルの青少年をアメリカでのキャンプを通して多様性を学んでもらうという活動とか地域のロータリー・クラブでも活躍している方で 私の緊張は高まるばかりでした。でも一番前の席にPAXメンバー3人が座ってここにいるからねと言ってくれたのは、不安を拭い去るに十分効果がありました。この場面だけでなく道中冗談を言い合ったり何かと助け合ったりありがたい仲間でした。

ウィルミントン大学ではまずピースリソースセンターを訪れタニヤさんにお会いし、そこで地域の方の心のこもった美味しいポットラックパーティーを楽しみました。ここでは地域と大学がとても近い感じでした。ここには日本語の核に関する書籍が日本以外では最多の700冊あるそうです。バーバラ・レイノルズの記録資料の整理と分類がタニヤさんと学生の手で進んでいます。

ブラフトンではオーガナイザーのアリス・ラムザイヤーさんの家にまずお邪魔し、ホームステイ先の家族と会いました。ブラフトン大学ではディレクターのルイーズさんに構内の彫刻を案内していただき平和への発信を芸術と文学を通してする強い意志が感じられました。小学生から、平和について学ぶ居心地のいい、本を揃えた部屋があり “さだこ”を伝えていました。プレゼンは3人続けてLion & Lamb平和芸術センターでありブラフトン新聞でアリスさんが宣伝してくれていたのでコミュニティの人たちが多かったようです。私のステイ先のスティーブさん(当大学の数学教授)や学生もいました。後で各自、話が弾み楽しかったです。

この旅でPAXが訪ねた4つのコミュニィティーは、年月をかけて“ヒロシマ”を伝えて“核兵器が人類の未来を危うくするもの”と理解を進めているところでした。いまだアメリカでは核保有国として自国の立場を主張し是認する意見が強いようですが、ほんの小さい私達の力でもつながることで大きな1つの意見となると思います。

この思いを強くもって歩んでいこうと思いました。機会を与えていただきありがとうございました。

 

The Lion and Lamb Peace Arts Center in Bluffton University

 

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友愛8月号 — ケリー・パーカー

友愛
特定非営利活動法人ワールド・フレンドシップ・センター機関紙

 

WFC での経験
(2018年7月6日~8月12日)
ケリー・パーカー

 

雨のなかの到着

私は7月6日に広島に到着しましたが、その時は市内が豪雨の真っただ中でした。高速道路は通行止めで、バスも電車も走らず、空港ホテルは完全に満室でした。幸いにも清水美喜子さんと清水孝宣(よしのぶ)さんがこの大変な状況を手助けしてくれました。彼らは、私の為に空港ホテルに近いコテージを予約することができましたので、私は空港で一晩を過ごさなくて済みました。コテージは4人家族用のものなので、私一人には少し広すぎました。でも、私はそれを最大限に生かして、日本までの長旅の疲れをゆっくり癒しました。

翌日の朝、空港ホテルのロビーに移動しました。バスはなお動かず、WiFiと電話サービスも不通になってしまいました。ホテルへ食糧を運ぶトラックさえ到着せず、食べ物は何もありませんでした。結局、彼らは空港に私をシャトルバスで送り迎えしてくれたので、食べ物とWiFiにたどり着くことが出来ました。そこで、私は美喜子さんともっと連絡をとることができました。どうやら、空港ホテルにもう一晩宿泊する必要があるということのようでした。幸いにも、このとき、私のための一部屋があいていました。時差ボケがあったので、その夜は5時近くにはもう眠くなりました。

翌朝、4時近くに目が覚め、やることもあまりなくてたくさんの時間がありました。

 

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友愛8月号 — ミラベル・チェン

友愛
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WFCでのインターンとしての感想文
ミラベル・チェン

 

ビザ取得などのトラブルで一週間遅れとなりましたが、5月20日の陽のふりそそぐ午後、私はついに広島ワールド・フレンドシップ・センター到着し、そこでの素晴らしい6週間の体験が始まりました。

到着後2週間は、毎朝6時に日本語の短期集中コースをスカイプで受けなければなりませんでした。それはわずか8週間のコースですが、私はなお、かなりの日本語を学びました。つまり、それだけの価値があるものでした。

平和文化村での一週間は、本当に私のお気にいりの経験でした。現代の人々は、平和についていつも話しています。しかし、その人たちは本当に平和とは何かを知っているのでしょうか? 平和文化村は、試行的コミュニティとして、平和の本当の意味は何かについて人々に考えさせてくれます。一晩の宿泊か、単に日中の仕事に参加するなど、いつも平和文化村にはゲストたちが行き来しています。この週は、ステイーブ・リーパーさんや他のディレクターやスタッフが出かけ、私とメアリー・ポペオだけでしたが、私たちはなお素晴らしい時間を持ちました。そして私の昆虫や虫嫌いに対して、彼女の我慢と理解に本当に感謝しています!大きな都市、北京で育った私には、田舎に実際に住むというチャンスはほとんどありませんでした。それで、私にとっては目新しい、興味深いことがたくさんありました ― 夏の夜、カエルの鳴き声と共に眠りにつく、鶏の声と日の出で目覚める、食事のための穀物を植え付け、その収穫物を食べる……すべてが私にとっては刺激的で、目新しいことでした。

 

 

私はWFCと修道大学に対して、それぞれの英語クラスに加わるという信じがたいほど素晴らしいチャンスを与えて下さいましたことに、とても感謝いたします。月曜日と木曜日の朝、英語クラスのお手伝いに、水曜日の午後は、イングリッシュ・ドリーマーズ・クラブ に加わりました。学生たちは、ほとんど英文科の一年生でした。彼らを見ていると、私自身の5年前の高校のクラスを思い出させました……外国人としゃべるのがとてもはずかしい、クラスで質問をされるときはいつも緊張するという、英語が未熟な一少女を……そのことが、本当に私に学生さんたちを手助けするために全力を尽くそうという気持ちにさせました。さらに、彼らは、私がここに来て以来お目にかかった若者の最初のグループでした。WFCに来られるほとんどの方々は、40歳以上なので、私と同年代の人とお話できることはすばらしかったです。毎日往復するのに1時間半かかりましたが、その経験は、朝6時半に起きて時間をかけるだけの値打ちはあると私は思いました。すべての人たちは、本当にフレンドリーでした。完全な英語が話せなくても、ほんの少ししか交流ができなかった人達でさえも、彼らの笑顔は、素晴らしい歓迎の気持ちを私に感じさせました。私はいつも彼らがいかに習得が速く、各々のクラスでいかに熱心であるかということに驚いていました。もちろん一つの大きな理由は、ジム・ロナルド先生が、先生として、お友達として、いかにユーモアがあって献身的であったからということです。

 

 

4週目の週末、私は光栄にもWFCの理事会に加わるよう招待をいただきました。ほとんどの理事の方々は、英語を話されませんので、会合は、ほとんど日本語でなされ、バーブさんが私とダニーさん両方の通訳者でした。私もまた日本語で自己紹介をしましたが、皆様感心してくださったようでした。だから、日本語短期集中講座は、事実、本当に助けになったと私は思います! 会合は、効率よく運ばれ、ただ出席して、日本語の会合に耳を傾けるのは、素晴らしいことでした。

私は、きっといつか日本に戻ってくるでしょう!WFCのために、私が親しくなったすべてのお友達のために、私のお気に入りの広島料理、お好み焼きのために、そして、もちろん、もっともっと多くのことのために!

翻訳者:清水美喜子

 

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